エビデンスなんて待ってられない人がいる。
何で私は
ホリスティック医療に
興味を持ったのかな、と、
過去のエピソードを掘り起こしておりましたところ、
とあるネットオークションの件を思い出しました。
◆◆
過去にネットオークション販売を
間接的にお手伝いしていた時期がありました。
不治の病で医者に見放されたという方が、
生きたスッポンをネットオークションで落札するのです。
当時はネットオークションでの
生きた亀の販売は判断が揺れていて、
最終的には完全にNGになったようです。
今は全く関わりがないので
詳細は分からないのですが。
その落札者の方曰く、
スッポンの生き血を飲むと
格段に体が楽になるそうで。
ただ楽になりたい。
その一心で藁にも縋る思いで
その方はスッポンの生き血を飲むのだそうです。
それほどに体の苦痛は耐え難く、
心まで蝕むのだと。
毎回
「おかげで体が楽になりました、
ありがとうございます」
という感謝の言葉が届くのです。
「実は余命いくばくもなく、
いつまで購入できるか分からないけど、
可能な限り買い続けたい」と
その方は言っていました。
その方にとっては
サプリメントよりも
生き血の方が格段に効くとも。
◆◆
ある日を境にその方から
ぷっつりと連絡が途絶え、
落札もされなくなり、
そこで物語は終りました。
たとえその方の命が尽きたとしても、
少しは痛みを和らげてあげられたのかな、
と思いました。
苦しみのまま死に至るよりも
魂の救われ方が違うような気がするのです。
ご家族の方も
苦しみ続けるのを見るのは辛いでしょうし。
こんな状況でも
エビデンスが明確でないものは
導入しない派の人は、
スッポンの生き血に縋る人を
「エビデンスがないのに、
なんの根拠もないのに」と、
冷たくあしらうのだろうか。
代替案は用意できるの?
否定だけして、
あとはガンバってね、というだけ?
西洋医学に見放された人は
東洋医学しか受け皿がないのです。
だからそこまで行く前に、
普段の食生活や生活習慣で
体調を整えられたらどんなに良いだろう、と
私は思うのです。
少なくとも
薬品と農薬は体に悪いんじゃないか?と
直感的に感じていたり、
添加物も度を越すと体調を崩す、
こう考えている人が一定数存在するわけです。
この3つは主に廃油から作られています。
原材料は同じもの。
(違うものもあるけど)
ゼロにするのはムリでも、
可能であれば摂取は
なるたけ減らしていきたいです、私は。
◆◆
私はエビデンスが
明確なものだけを使うという人を
別に止めないし、
自分の人生なのだから
好きにすればいいと思っています。
最終的には自己責任なのだから。
少なくとも私は
食生活を改善しなかったことで
後悔したくはないです。
だから私はやっています。
自分を大事にできるのは自分だけだから。
自分の体調は自分にしか分からないから。