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忘れないうちにコロナを振り返っておく~ニュース編
2020年、もう半分。
人類の歴史に、超重要な年として2020年が刻まれたのは間違いない。
自分が何を思っていたか忘れないうちに書きたいけど、そもそも何が起こっていたかを簡単に振り返りたい。
過去のニュースを見ると"if"(もしも)とか、後付け評価ばかり考えてしまうけど、とりあえず私たちが向き合うべきは単純な事実のみ。
最初の記憶
「新型肺炎」
1月にTwitterの何気ないニュースで目にした単語。
それが正確にいつだったかおぼえていない。
ただ、僕は1月20日と27日に連続して福岡から長崎に行った。それよりは少し前だと思う。
長崎行きのとき、1月20日にウイルスのことは意識していなかったが、一週間後の27日にはそれなりに気にしていたことをおぼえている。
なぜなら中国からの観光客が両方に乗っていたのに、27日の方では気にしていたし、商談ですでにウイルスの話が出ていたから。
では、実際に日本で報道が始まったのはいつからか?
Google検索の日付指定で1日ずつ、1月から3月までニュース検索をさかのぼる(※)ことにした。リンクは手間だったので申し訳ないけど貼ってない。検索語句は1月半ばまでは「新型肺炎」、それ以降は「新型コロナ」を中心に、「トイレットペーパー」や「休校」、「休業」など。
※ PCから検索後にオプション(検索窓の右下にある)で日付指定するか、スマホだと「検索語句 before:2020-01-07」のようにすると、2020年1月7日以前の記事から検索してくれる(やや精度に欠けることも)。afterも可能
始まり
そうすると、最初は1月7日に一部で報じられていたことがわかる。まだ正月気分…
2019年の11月末頃から中国で"Day 1(※)"は始まっていたらしい。
1ヵ月以上経った、2020年1月初旬の日本の報道はややのんびりしている。
※ 新型ウイルスが人に感染した最初の日。NetflixかAmazon Primeを利用している人は映画『コンテイジョン』をぜひご覧いただきたい(前半でちょっとエグいシーンもあるけどその後は多くない)
1月9日には「原因不明」などの少し警戒めいた雰囲気も。「新型コロナウイルス」の単語は、私たちが仕事始めで正月がどうだったああだった言ってるときに、既に現れていたことがわかる。 気分的にはあの頃に戻りたいかも…
韓国では1月9日に国内で感染患者発見。
1月13日、タイでも感染した観光客が。
1月16日、厚労省官僚一部の見解。
今見たら何とでも言える。「濃厚接触」の言葉も出現。
同日夜、国内感染者第一号発見の報。
今だから言えるが、他にも無自覚感染の人はたくさんいたのかもしれない。
1月21日、「人から人に感染する」ことは間違いない。
なるほど。
なるほど。
なるほど。
この発表を受けてWHOが緊急会合。
しかし、緊急事態宣言は保留。
おそらく、決定的な情報が少なすぎたのだと思う。
約10日後にWHOが緊急事態宣言。
こんな記事も、とあるメディアには出ていた。
2月
2月初め、クルーズ船の話が突如出てくる。
これ以降、テレビのニュースではクルーズ船の話で持ちきりだった。
しばらくすると、クルーズ船のことはうんともすんとも言わなくなった。みんなどうなったんだろう。
ところ変わってスペインの話。
この1ヵ月後くらいから数千人単位で感染者が増え、そのあと減少するも、7月上旬で感染者25万人、死者2.5万人。
誰も未来なんてわからない。
2月11日、クルーズ船の感染拡大を受けて厚労省が方針発表。
2月半ばになると日本でも徐々に感染者が増え、それでもクルーズ船の方が多い状態。中国では7万人感染者で1,770人死亡。致死率2.5%くらい。現時点での世界統計でさ致死率は約5%、日本も同じ。
イベント中止が相次ぎ、厳しい状況が見込まれることに。
「クラスター」「テレワーク」の単語が出始めたのは2月下旬。クラスターって最初はさっぱり意味がわからなかった。この頃はまだ楽観視する向きもあったかもしれない。特に地方では。
2月末にはほとんどの人の口上にコロナが上っていたことは強く記憶している。人々の不安につけこんで、悪質な詐欺や根拠の無い予防についてのデマが出始めたのもこの頃。
ちなみにアメリカでインフルエンザの死亡者が2万人弱という話が拡がっていたのもこの頃。毎年それくらいだが、このときは特に反応していた。
感染にはかなり敏感になっていたけど、感染者が出た会社は実名で報道されたりしていたのも、今ではおかしかったと思う。
3月
高まりに高まった人々の不安は、「トイレットペーパー」に吹き出る。ほんとに色々な所からトイレットペーパーもマスクも姿を消した(結局、トイレットペーパーは戻るのに1ヵ月以上、マスクは3ヵ月くらいかかったと思う)。
マスク着用の呼び掛けなどもこの頃には常態化しつつあったと思う。
学校が一斉に休校になったのもこの頃。
卒業式を迎えられずに卒業した「コロナイヤー」の子どもたち…かわいそう。。
給食が余っているとか給食メーカーが大変と言われていたのも思い出す。
一方で休業補償の話も上旬には出ている。※ほんとこれには苦労させられた(てる)のでそのうち別で書く。
3月半ば、「イタリアで医療崩壊」が聞かれるように。スペインにも触れたが、3月前半に欧州で爆発的に感染拡大している。たった2ヵ月で地獄のような様相は現れる。WHOもパンデミック宣言。
地方でも少しずつ感染者が出始めて、日本が全体的にナーバスになっていく雰囲気を感じていた。福岡での日常にもかなり影響が出たことを思い出す。
そして、徐々に有名人も感染するようになり、3月29日に志村けんさんが亡くなる。かなりの衝撃が日本全体に走った。
4月
後で叩かれることになる持続化給付金の話は4月頭に。恩恵を受けた側からすると、ここから1ヵ月くらいの短期間でよくあそこまでまとめて実行できたなと思っている。
そして緊急事態宣言へ。
安倍首相がマスク姿になっている。
この後の展開は記憶に新しい。
全国に緊急事態宣言が拡大。GW明けの解除は延期され、5月下旬にようやく解除。
7月入って、今は東京中心に感染が止まらない状況。
コロナをよそ目に「令和2年豪雨」発生。
あれ、オリンピック延期の話いつだったんだろ…
振り返って思ったこと
当たり前だけど未来のことなんて誰もわからないし、専門家も正確に予測することなどできない。
たった数ヵ月で事態は全く変わりうる。今がこのままずっと続くなんて絵空事だし、それは逆に、今の状況では希望にもなる。もしかしたら、もっとひどいことにだってなりえる。
過去から学び、自分ができるだけの対応をするしかない。
デマや不確定情報には気をつける。ただし、デマ×不安による集団心理は思うよりも影響が大きい。
情報は複数メディアを参考にした方がいい。知らず知らずのうちに、楽観視する方のバイアスがかかって、そういう情報しか目に入らなくなっているかもしれない。
誰かを叩いても意味はない。それは一時的な価値観や後付けでしかないかもしれない。それよりも何を学べるか冷静に考える方が自分のためになる。
さて、どうなるかな
https://www.bbc.com/japanese/53230478
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000188199.html
最後までご覧くださりありがとうございました。
結構時間かかったので、お読みになられた方は何を思われたか、コメントぜひお寄せいただければ励みになります。
近いうちに、この半年間何を考えていたか、個人的な意見を別でまとめたいと思います。