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実際に輸入でお迎えしてみてどうだったか?-トレーニング済みで来日した場合-

輸入だからこそいいなと思った点として、お迎えしたい犬のある程度の希望を伝えられる、というところがあります。

私たちの依頼の際の第1希望は「性格」だったのですが、では、お迎えしてみて、実際に迎え入れた子の性格はどうだったのか、というのを今回は書きたいと思います。


ハリーはイレギュラー

いきなりですが、普通はパピーちゃんでお迎えされるのですが、ハリーの場合、来日した時点で既に9ヶ月という成犬に近い状態でした。

なので、性格も既に分かるような状態でしたし、かつ、セラピードッグのトレーニングを受けるくらいそれに向いている性質の子なので、「性格」に関しては、それはそれはとても希望通りの子でした。

ですが、これがパピーちゃんでお迎えされる場合は、犬舎側が予測していた性格その通りに成長するかどうかは、不確かなことだと思うので、(誰の責任でもないし)予めその辺りはある意味期待しすぎない方がいいというのがあると感じます。むしろ全然希望と違う子とご縁をいただくかもしれないくらいのスタンスだと、心持ちは楽になりますよね。


飼い主から見たハリー

依頼時の第1希望は性格で、『落ち着きがある、人懐っこい、いたずらっ子ではない』というのを伝えてました。
こちらは本当に希望通りで、お迎えした当初はお散歩は大変に感じましたが、その他では困ることもなく、家で仕事してる時もずっと静かにいい子にしてくれていました。

● 落ち着きがある
他のワンちゃんがいたり、遊ぶ時とかは元気いっぱいなので、"常に"というわけではありませんが、他の子と比べても落ち着いていると思います。
興奮する頻度や、度合いの熱量が低いし、持続時間も短い気がします。獣医さんやトリマーさん、トレーナーさんなどの多くのワンちゃんと触れ合っているような方からも、「落ち着いている」「大人しい」などのお声を頂くことが多いです。

というか、飼う前はドゥードルちゃんって、落ち着いてる犬種だと思ってたんですけど、飼ってみてから、けっこう元気な犬種のイメージに変わりました。だいたいみんな元気系ですよね・・・?(ききたいw)

ハリーはまた、自信がちゃんと育っているので、臆することなく、新しい環境・刺激・人・動物など、いろんなことに自ら関わっていくことが多いです。(穴が空いてるとこなどは苦手だけど)


人懐っこい
初対面の人でも、声をかけてくれたりすると、近寄って尻尾振ってたり、お家に人が来ると全身で大歓迎してます。人見知りも全然しないですね。

顔見知りのご近所さんとかだと、ハリーの方がボク挨拶したいーっと撫でてもらえるように近づこうと頑張ってたりなんてこともあります。(これがご近所に人気の秘訣でしょうか?)

人も好きですが、ワンちゃんも好きなので、とにかくみんなに挨拶しようとするのが、見ていてかわいい時もあれば大変な時もあります。


いたずらっ子ではない
家に植物やらインテリア小物やらが多いので迎えるまで少し心配でした。
ですが、家の中を荒らされたり、家具などを噛まれた、何か落とされた、なんて事は一度もないです。特に何も教えたりしてないのに、これには本当にハリーに感謝しかありません。

強いていうなら、玄関に置いてたおニューのヒールを、ハリーにとって良いガムにされた事が一度あったくらいです。その後はもう出しっぱなしにするのは止めましたね。


いわゆる性格では、その他にも褒めたいところが山ほどありますが、LPさんにお伝えしていた部分はほとんど希望通りなハリーでした。


おとなしいのが良い子?

世間では、落ち着ついている・大人しくしている、それが良い子(人にとって良いこと)と言われることが多いですが、
私たちが見逃しがちな、落ち着いる=何も行動をしていない、というような状態を、普段の生活から、当たり前と思わずに、ちゃんと褒めて報酬を提供して強化し、犬に学習してもらうことを私たちもしているので、お勧めします。

『smart×50』というものですね。これをずっと取り入れています。
LPさんのニコちゃんもされているのでご紹介!

これを始めて、落ち着いているのが良いというのは、人が犬に人間社会の都合であまり行動しないことを望んでいる、という私たち目線だったんだなーと気づかされたきっかけにもなりました。

行動するのには必ず意味があります。落ち着いているのが良いからといって、犬の行動を単純に抑制(我慢)させると、その子のQOLの低下になっている可能性が高いので気をつけましょう。


トレーニング済みで良かったこと

これもいろいろあるのですが
・基本トレーニングができているので、単純に生活が楽だった
・基礎があるので何を教えるのも習得しやすい
飼い主側が「トレーニング」について関心を持つ最大のきっかけになった

特に、ハリーが正の強化のトレーニングを受けていて、それを飼い主も理解した上で継続していこうと意識できたことが、本当に良かったなと思います。動物福祉の先進国であるNZのトレーニングという説得力も相まって、わりと飼育の最初の方から意識できたのは大きかったです。


9ヶ月齢で迎えたことで良かったこと

こちらは
・成犬なので、最初に必要な手間が掛からず、自分たちのライフスタイルに最適だった
・性格が定まっていて希望通りだった

というところでしょうか。
今はパピーちゃんの可愛さに気付いたので、幼年期からの飼育に興味が湧いてきましたが、当時はパピーちゃんと触れ合うこともなかったので、あまり「子犬」自体にそこまで興味もなく、それも幸いだったのかもと思います。

お家に来た頃のハリー。
『ペットのおうち』を覗くのが趣味?なのですが、ハリーのおかげで、成犬で迎えることがプラスしかなかったので、絞り込みはいつも「青年期」になってます。(性格が分かるので、妄想がしやすい)


お迎えする家族

ところで、ハリーが9ヶ月齢という中途半端な月齢で来日したのには、トレーニングを受けていた以外にも理由があります。

実は一度お家が決まってNZのご家庭に迎え入れられていました!
ですが迎入れられてから、そのご家庭とマッチしなくて犬舎に戻ることになったのです。

その後日本のLPさんのお宅に来て、我が家に来てと、生後1年未満の間で本当に家が転々としていました。

犬舎 → トレーナーさん宅 → ご家庭 → 犬舎 → 日本(LPさん) → うち(現在)

それでも変わらず人が大好きで、すごーーーくいい子のハリー。
なので我が家に来た時、ちゃんとここが安心できる我が家なんだよー!ハリーはずっと一緒にいていいんだよー!と感じてくれたらなと、願っていたものです。


特にオーストラリアン・ラブラドゥードルはその犬種を飼いたい!という方がお迎えされるので、手放されるということはないと思いますが、
想像通りの理想の子犬でなくても、稀に一概に括れない理由もあるかと思いますが、みんなが幸せにずっと安心して暮らせると良いですね!

いつも愛をくれるパートナーに感謝をよせて。




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