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サッカー日本代表が強くなったのはペップのおかげだと思える理由
9月11日1時からW杯アジア最終予選「バーレーン対日本」が行われ、5−0で日本が勝利しました。
アジア最終予選で開幕2連勝はザックジャパン以来ということなので、2014年のブラジルW杯予選以来になります。
14年の時の日本代表での海外組は、川島、長友、内田、吉田、酒井宏樹、酒井高徳、長谷部、岡崎、ケイスケホンダ、香川、清武、大迫と、海外第二世代と言いますか、ヒデ・中村俊輔・小野伸二といった海外への道を開いた先駆者の後を追い、海外で日本人を定着させた世代です。
W杯本線は、この世代の中心だった香川選手がマンUで試合に出られずに調子を崩したこともあり予選敗退とでしたが、海外組とJリーグ組が上手いこと融合できたチームでした。
そして、今回の日本代表はほぼ海外組というメンバー+若い頃から海外で揉まれている世代です。
もちろん選手の経験値がずば抜けて高いことや、アジア予選よりも普段のリーグの方がレベルが高いといったこともあるかと思いますが、それ以上に現代サッカーと日本人選手との親和性というか、戦術面が日本人と相性がいいという部分も大きいのではないかと。
現日本代表の試合を見ていると、2010年南アフリカW杯を優勝したスペインサッカーを彷彿とさせられます。
私にとって2008年のスペイン代表が最高のチームです。このチームと同レベルで強いと思えたのは98年のフランス代表と02年のブラジル代表ですかね。
98年のフランスと02年のブラジルは圧倒的な個の力があり、日本人には真似できないサッカーでした。
08年のスペインはバルサのカンテラで育ったシャビ・イニエスタ・セスク・ファブレガスといったメンバーを中心に、とんでもなくサッカーIQの高いメンバーが揃っていて、フットボールの完成形とも言えるチームでした。
そのチームと今の日本代表は被るといいますか、久保選手はもちろんのこと10代や子供の頃にペップバルサに衝撃を受けた世代が日本代表の中心になっています。
ボール保持率で圧倒し、狭いところを抜け出し、2列目3列目の選手が飛び出してゴールを生み出していく。
中央からの崩しだけでなく、サイドに強みがあり、中国戦のように頭から圧倒もできますし、バーレーン戦のように相手の勢いをいなしながら、気づけば日本のペースにしていくような老獪さもある。
日本代表だから応援しているというよりも、日本代表のフットボールが面白いから夜中でも見てしまうというくらい、日本代表のレベルが凄まじく高いです。
10月はサウジとオーストラリアとW杯の常連国が相手です。
この2カ国相手に中国やバーレーン戦で見せた戦い方で圧倒できるなら、いよいよ日本代表がW杯ベスト8の壁を破る準備が整ったのではないかと。
間違いなく歴代最強の日本代表が、あの美しいスペインサッカーと遜色のない至福の時間を与えてくれることを期待しながら、10月の代表選を楽しみにしています。
いやぁ、ここまで日本代表の試合を面白いと思えたのは、いつ振りでしょうか。
小野選手が大怪我するまでのアンダー世代の日本代表以来かもです。
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