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圧勝の日本代表 何より献身さが素晴らしかった試合
W杯アジア最終予選が始まり、日本代表は中国代表に7−0で勝利しました。
もの凄く久しぶりに日本代表の試合をフルタイムで視聴しました。
メンバーを見る限り、歴代最強なのは間違いなく勝利は絶対条件だとして、内容が求められる一戦でした。
ここまで圧倒したアジア最終予選は記憶にないくらいに一方的な試合展開で、個人の質だけでなく、戦術レベルでも90分通して付け入る隙がない、まさに完勝でした。
ハーフコートゲームというか、1/3コートゲームと言っても過言ではないくらいに押し込んだ展開。
前半は4バック相手に5トップ気味に前線を並べて、3バック全員が相手コートまで侵入してビルドアップを行い、左右の三苫選手・南野選手、久保選手・堂安選手のコンビでサイドを崩し、隙を見つけてどこからでも縦パスを刺し込み、3列目の選手がペナルティエリア内に侵入し、相手ボールになっても即時奪還で奪い切る。
スペイン代表が好むフットボールを日本代表も再現していて、ここまで強いのかと想像以上のプレイの質に驚くとともに、中国代表に若干ジュビロ磐田を重ね合わせてしまい、苦笑いをする時もありました。
もちろん日本代表の戦い方にもリスクがあって、町田のようなサッカーだったり、足の速い前線を揃えられ堅守速攻スタイルでアバウトに前に蹴られた時に、何度かはピンチを招く可能性があります。
前からの守備がハマらなかった場合、ゴール前まで迫られるシーンが何度かありました。
カウンターを何度か食らうとどうしても警戒せざるを得なくなるので、中国戦のようにボランチが積極的にペナルティ内に侵入するリスクを冒せるのか、ここまでコンパクトに戦型を維持し続けられるのか。
日本のグループにはサウジアラビアやオーストラリアといったアジア圏での強豪チームも控えています。
そのチーム相手に今日と同じような試合展開ができるのか。
どのくらいピンチを招くのか。
サウジやオーストラリア相手に今回のフットボールを貫くことができたなら、日本がW杯ベスト8の壁を打ち破る可能性が十分にあります。
相手のレベルが上がるとはいえ、日本の攻撃陣のクオリティは正直アジアレベルではなく、世界で十分に通用するメンバーです。
三苫サイドを警戒したら、逆サイドからやられ、両サイドを警戒すると中から崩されてしまう。
中国が後半に見せたように5バックで対応しようとしても1対1で日本代表を90分止められるチームは世界でもほとんどいないのではないかと。
三苫選手を1対1にすればプレミアリーグでも止められないわけなので。
そして何より素晴らしかったのは、2列目3列目の選手の追い越す動きだったり、味方を活かすためのスプリントだったり、攻守の切り替えだったり、ピッチに立っていた選手がチームのために献身的なプレイを90分やり続けたことです。
そして、改めてジュビロ磐田に足りない部分がはっきりした試合でした。
選手の質はボールを持っていない時ほど差が開くのだろうなと。
子供たちには何度もオフザボールの重要性は話してきましたが、日本代表戦を見てもう一度話したいなと思いました。
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