いまのところの不安ごと
いまのところ不安なこと。チャジがゲームにからめるかどうか。永井と鮎川どちらかしかえらべない状況。中盤センターの枠がすくなすぎること。今年も今津くんはひかえのままなのか。がけっぷちのガク……。
さきのことなんてわからないんだから不安がったところでムダ、というあたりまえの思考ができないニンゲンは、こうやってみずから不安ごとをならべたててはその不吉なリストにくるしむ。わらってもらってかまわない。本人はこれでけっこう充実している。
さしあたって最大の懸念事項は茶島雄介問題か。
昨季終盤、みじかい時間ではあったけれど、抜け感のある姿勢で、せまいところも苦にせず、ボールをはこんだりパスをつないだりして、クロス以外はわるくなかったチャジ。
彼の、まわりとかかわりあいながらチームの血のめぐりをよくするプレーを、はるかとおくドイツの地にいる新監督がどう評価するのか。
ライバルはおおい。ボールをとられない18番。ブラジル人と相性もいい。とにかく速い15番。ロアッソ熊本戦ですごいドリブル。なぜかチャンスに顔をだす24番レフティ。今年もいいところに侵入してました。
みんな選手としてわかりやすい。サイドはやっぱりわかりやすいほうがいいのだろうか。チャジみたいな即効性のないタイプはダメですか。そもそも即効性ない時点でダメだったりする……? 不安はつきない。じわじわときいてくるタイプもサッカー的にアリなんだってことをしんじたい。チャジに証明してもらわないと。
もちろんゴールだのアシストだの、即効性のある数字でポジションを強奪するのでも、こちらとしてはいっこうにかまわない。むしろウェルカムである。テキスト速報で中野さんにチクチクやられている場合じゃない。
去年はチャジにとっても、チャジを推してるぼくにとっても、あまりいいシーズンではなかった。2022年こそいい年にしてほしいし、いい年にしたい。新参者のスキッベさんにはそのあたり配慮していただきたい。いうまでもないだろうが。
これでもし、メンバーリストに茶島雄介って名前がないなんてことになったら。ドイツの自宅で棚のカドに小指ぶつけてしばらくもだえてしまえ、とはきすててやるつもりだったが、よくよくかんがえたら、あっちのひとは家の中で靴をはいてることに気がついた。
小指ぶつけたときの、あの絶望的ないたみがローカルネタだったことにがくぜんとしている。