「あーん」がけしからんかったので鮎川さんの話
鮎川峻さんの期限付き移籍の期間延長が発表された。
やっぱりため息が出ざるを得ない。シンプルにさびしいし、あとなんとなくぼく自身この展開を察してたというのもすごいイヤだった。そういうのがまとまって口から重い息がもれた。
発表された以上かれの言葉を信じて待つしかない。鮎川峻さんを頂点に左・加藤陸次樹さん、右・満田誠さんの3トップを観たかった勢としては、なかなかの試練である。まぁコメントの「いつになるかわかりませんが」と付け加えずにはいられない鮎川さんのあの感じはよかった。ひとまずそれでぜんぶチャラである。
さて、そんな鮎川峻さんのことしのハイライトといえばやっぱりこの動画。8分15秒から。
「あーん」してもらう鮎川峻さん。おもわず「なにしちゃってんの!?」と声出たし「っていうかなに見せられてんのコレ」とひどく動揺した。「見ちゃいけないけど、ダメ見ちゃう!」みたいな背徳感満載でお送りされていた。
お相手は、鹿屋体育大学出身の吉田真那斗選手。パリ五輪世代で、年代別代表で鮎川さんと仲のいい山﨑大地さんともプレーしてました。かれの「はい、あーん」がやらされてる感ゼロの100点満点。対する鮎川さんも鮎川さんで躊躇なく「あーん」するもんだから、もーね! ね!
……いやまあおそらく、ふたりとも物腰やわらかいわりに負けず嫌いっぽいので、決して照れてなるものかと意地になったんでしょう。ただそれがかえって人びとをよからぬ方向に導きかねない光景を生み出してしまったってだけで。
ちなみに鮎川さんが吉田選手に「あーん」してあげてるシーンもあるので、ぜひ動画を全編見ていただきたい。見終わるころにはきっとぼくみたいに吉田選手のインスタグラムをチェックするようになってるか、もしくは生姜焼き食べたくなってるとおもう。
でも見た当時はホッとした。鮎川峻さん大分で楽しくやれてるんだ、って。トリニータのファン・サポーターの皆さまにもあたたかく受け入れられているようでして、大分のケーブルテレビの番組で取材にきたレジェンド・高松大樹さんに「ファンサービス長かったもん、すっごい」「われわれずっと待ってたんだから」とぼやかれていた。
そこまでウェルカムが過ぎると、こちらとしても若干の不安もなくはない。が、そこらへんは以前書いたとおり。かれは、どうせ我々からは逃げられない。
そういうふうに世界はできている。ユースから昇格するってそういうことだから。いっとくけど土肥さん棚田さん、キミたちもだからな!
なんでまぁ気長に、それこそ『そこ曲がったら、櫻坂?』でも見ながら待つことにしましたよあたしゃ。先週のデコ出し増本さん美人でした。今年イチは綱引きんときの藤吉さん。
鮎川さん、大分でのご活躍、心よりお祈りしております。