ルヴァン杯プレーオフ第2戦、個人的ハイライト(ほぼチャジ)
茶島雄介負傷交代ということで、しばらくのあいだ、クラブのインスタにトレーニングしてるチャジのすがたをさがすべく、ベッタリはりつくハメになりそうだが、それはそれとしてだ。ルヴァンカップ・プレーオフ第2戦、チャジのプレーはたまらんかった! おもわずだれかと共有したくなるぐらいたまらんかったので、とくに気にいったプレーを3つ、紹介してみたい。
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まずは開始3分25秒にあげたクロス。なにがよかったかっていうと、これはもうシンプルに、ねらいどおり満田マコのアタマめがけてバチっととんだところ。相手DFにカットされたものの、まさにピンポイント。
「え、それだけ?」「ふつうのことだろ」とかいわれそうだけど、ぼくは以前からファン・サポーターのみなさまの「チャジはクロスがなあ」みたいなツイートにけっこう心をいためてきたので、このピンポイントクロスはどうしてもハズせない。つまり「それみたことか」「チャジはいいクロスけれるんだ」とさけびちらしてやりたいのだ。とはいえ家でさけびちらせば妻の不興をかってしまう。そこでnoteにかきつけてしまおう、というハラである。
このあとにもチャジは何本かいいコースにクロスをけるんだけど、さけびちらしたくなったのはやっぱり1本目だけ。クロスをけるまでの展開もいいし、チャジのボールタッチも絶妙。ほれぼれするながれからのクロスだった。カットされたんだけどね、それでもよ、それでも!
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つぎは11分55秒くらい。コンサドーレの宮澤選手に、プレッシングをヒョイヒョイとかいくぐられてしまったあとのシーン。これはチャジをふくめた右サイドのまもりかたがよかった。チャジがパスコースをキュッとせばめ、ガミがボールをうけにおりてきたアタッカーへのかるめのプレッシングをかけて、宮澤選手からタテパスの選択肢をカンペキにうばったのだ。
こちらも「ふつうのことだろ」といわれてしまうのかもしれないけれど、コンサドーレだってながい時間つみあげてきた技巧や工夫をこらしてボールを前にはこぼうとしているわけで、それをサイドステップ2歩とゆるめのプレッシングだけでピタリととめちゃうのって、なんかふしぎだし、すごい。「こんなちょっとしたことでまもれちゃうのか……!」っておもうのだ。
チャジだけにフォーカスをしぼるなら、あの、なかなかにあわてそうな場面で、あたりまえのようにパスコースをつぶすよううごけるのもすごい。どうかしてる。というのも、ぼくは世にいうマルチタスクができないひとなので、あのとっさにボールと味方の位置をしっかりわかったうえで、的確に判断をくだせるスマートさはすごい。ちょっとハラがたつくらいだ。
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3つめは21分01秒。サイドチェンジのボールを、コンサドーレの菅選手が味方におとし、ウラをねらう。対するチャジはクルンっと反転、菅選手についていくことでパスコースをつぶした。反転する方向もいわゆる"ポケット"への侵入をケアするもので、やるなあとおもった。……なんて、これもサッカーやってるひとからしたらあたりまえのプレーなのかも。ただぼくは経験者じゃないから、そのあたりまえでもじゅうぶん感動できるのだ。へっへっへ。
それにしてもぜんぜんゲームにからめてないのに、あの反転ができるカラダのキレをキープしているチャジには、ただただ敬服するばかり。プロとしてとうぜん? いやいや、だれにでもできることじゃありませんて。今シーズン苦戦する茶島雄介の"文脈"が脈うつ反転だった。
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ほかにもチャジがだすナナメ前方向への正確なパスだったり、野上のうしろをカバーしてタテパスをカット、なんてのもたまらなくイイ!んだけど、とりあえず今回はこの3点だけ。オフィシャルのハイライトにはのってないので、ぜひスカパーさんかアマゾンさんのプライムビデオにて確認してみていただきたい。チャジはイイんですって、ほんとに。