「……」がすぎるぞ藤井智也くん(vsヴィッセル神戸)
藤井智也くんのヴィッセル神戸戦の試合後インタビュー、「……」がすぎる。くわしくはスマホサイトにて。
たしかに、3失点目、4失点目は、藤井くんにしてみたら"自責点"みたいなものなんだろうだし、それをしかも「もういちどスタメンをとりかえそう」とキモチきりかえてのぞんだはずのゲームでくらったとなれば「……」がおおくなるのもわからなくもない。
ただその2つの自責点ひきずりすぎて「……」が過剰になっているようだった。だいたいあの2点はどうしようもないケース。レッドカード出ちゃって、前半でみんなアタマも足も消耗していたのは事実、必然性のある失点だ。藤井くんひとりがくやむようなもんでもない。
4失点目のタテにチャレンジしたのだって「なんとかしなくちゃ」ってもがいたすえのものでしょう。それでタテいこうってハラくくれるだけの根性がまだのこってたんだから、大丈夫。あれでヨコの塩谷さんにはたいたパスをミスったほうがサイアクだった。ありえたよ、あのときなら。
それよりもあのゲームで藤井くんがくやむことがあるとしたら、それは前半、相手陣で前向いてボールもったときにタテいかなかったアレ。
ディフェンスのうしろにはぶわっとスペースひろがってたんだから、ナナメ右に蹴りだしてスピード勝負でしょあそこは。仮にタッチがデカくなってラインわったとて、だし。なにきりかえして味方のあがりまってるのよ。あがりを待つのはあなたの仕事じゃない。あなたの仕事はもちあがって、みんなをひっぱりあげること。
個人じゃどうにもならない失点に「……」っておちこむまえに「あのとき勝負しときゃよかったー!」って地団太でもふんでくれてりゃいいのだ。
試合とおしてみても、藤井くんはあの状況でよくやった。だれがでてたってキツかったし、たりないところがあるのはやるまえからわかってたこと。あんなもんよ。スローインくらいかな、もうちょっとていねいに、すばやくなげてほしかった。でも「……」を連発するほどのデキじゃない。
もっとふてぶてしくなってほしいのだ藤井くんには。いつの日か、なにもないところからスピードで相手ひきずってコーナーキックをもぎとりまくり、副審の判定にはオーバーリアクションでクレームをつける、ずうずうしくもはなやかなウィングプレイヤーになってもらうのだ。「……」って、ことばうしなってる場合じゃないよ。くよくよせずに走れ走れ。