前をむく長沼洋一さんはカッコいい
湘南ベルマーレ戦の長沼洋一さん、カッコよかったなあ、キレキレだった。信じといてよかったわ〜とおもわせてくれるプレーぶり。感謝!
長沼さんのなにがカッコよかったかって、スキあらば前をむいてやろうってあれやこれや工夫していたところ。39分18秒くらいのターン、ラインわっちゃったけれど、あのターンなんかからも、彼の前をむこうって意思がバシーン!とつたわってきた。ぜんぜんゲームにからめてないニンゲンが、リスクとって前むこうとしたってだけでもうすごい。よほどの根拠がないとできないこと。
キャンプのころから有馬コーチにさんざん尻をたたかれてなにかをつかんだか。それともなにか奮起せざるを得ないできごとがあったのか。なんにせよ、あんなにつたわってくるものがある長沼洋一さんはひさしぶりだった。すこし愛媛のときをおもいだしたなあ。
あと、前をむこうとしたことの副産物か、プレーのテンポ感もよかった。前をむくにはまえもってたくさんの情報をアタマにたたきこむ必要がある。いまどういう状況で、顔をあげたときどういうふうに事態がすすんでいるか。わかってなくちゃこわくて前なんてむけない。そこをイメージできていた長沼さんはボールもってからかんがえる時間もみじかくなって、テンポよくプレーできていた……んだとおもう。
スキッベさんはつねづね「テンポよくプレーしよう」って話をしているので、あのスピード感はウケがよろしいんではなかろうか。これは期待できる展開になってきた……!
茶島雄介イチ推しニンゲンとしては、長沼洋一の台頭には背中につめたいものをかんじざるを得ないのだけど、一方で去年のルヴァンカップでのヘディングのゴールにみせられニンゲンでもあるので、こういう長沼洋一さんは大歓迎。
ちょうどいいから今回移籍しちゃった仙波大志くんがかえってくるまでに”長沼洋一ココにあり”ってのを証明しつづけていただきたい。
目標にする選手は、ときかれるとかならず長沼洋一とこたえていた大志のパスを、長沼さんがバシバシうけて、ふたりでチームを前進させる光景を、いまからたのしみにしておきます。