いい子にしてますから、そこをなんとか
天皇杯・ホンダロックSC戦、茶島雄介、アシストを記録。テキスト速報によってもたらされたその情報をぼくは、たいしてはしゃぐようなこともせず、ただ淡々とうけとめた。
ここ数年、自分のことをチャジだとおもってきたぼくだから、このアシストだけではまだなにも勝ちえていないことくらい、ちゃんとわかっている。はしゃぐにはまだまだ。時期尚早だ。
それに今回の相手、ミヒャエル・スキッベさんはなかなかのやり手。ヒロシは不可解さをもってぼくをはばんできたけれど、スキッベさんは理論でおいつめてくるタイプ。かたわらには大学で機械工学をまなび、若手の指導者セミナーをはしごしまくったというアカデミックなウマルさんもいる。これはしっかりと対策をとらねばなるまい。
まずはオーソドックスに神だのみといこう。近所の八幡さまにいって、賽銭箱に小銭をなげいれ、二礼二拍手一礼。ヒロシのときはこれがけっこう"効いた"。なんならチャジのユニフォームでも着ていこうかしら……。
つぎに自分のメンタルを安定させておく。ヘンにおちこみ、うっかりフットボールの暗黒面にひきずりこまれ、カッシーや藤井くん、東俊希のミスに「しめしめ」などとおもうようならさあタイヘン。フットボールのカミサマがそれを聞きつけ、ある日、みんなが寝しずまる深夜にスキッベさんの枕もとに立ち「25番のファンはろくでもないぞ」「ベンチにおいておけ」と夢の中で告げ口するにきまっている。この業界のカミサマはとくにクチがかるい。気を付けなければいけない。
あとやっぱり現地に行けるゲームはなるべく行ったほうがいいかもしれない。サンフレッチェファンとしての徳をつまないことには、これまたカミサマにそっぽをむかれてしまう。チャジがメンバーにいようがいまいが関係ない。むしろいないときにいったほうがウケもよかろう。たださすがに生活のこともあるので、ムリはしない。
そして最後に、これからもnoteにチャジの記事を定期的に書きつけていく。でもかんちがいしないでほしい。おのれの記事自体になにかしらの影響力があるなんてことは一切かんがえてはいない。そんなわけあるかってんだ。冗談じゃない。
ただ、noteに書くことでなんらかの念みたいなのが、インターネットのどこかに沈殿していくんじゃないか、とおもっていて、それがなにかの手ちがいで、現実世界の自然法則にほんのちょっびっとだけ抵触してくれたら……なんてファンタジーをすこしだけしんじているってだけだ。
ぼくにやれることはこれくらい。つまりもろもろひっくるめて、いい子にしてるんでなんとかならんもんですかね〜スキッベさん、ということになる。なんとかならんもんかね、えェ?