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代償

 DAZNでジュビロ磐田戦を観終わってすぐ、四ツ谷駅に向かった。JRと東京メトロ(地下鉄)の路線が通る駅で、いろんな方面へ行くのに意外と便利。この日は妻と合流して駅ちかくのご飯屋さんにいく予定だった。

 その電車車中急に、二の腕の肌の、いちばん表面のところがぞわぞわっとした。同時に足元がたよりなくなる。駅についてホームからアトレ四ツ谷、駅の商業施設方向の階段をのぼるとすぐに息が切れた。あわてて予定をキャンセルして家に帰り、すぐ体温計を脇にはさむ。37度ちょい。風邪かそれとも例の流行り病か。こまるよ仕事だってあんだから。どうしよう。

 ただ結果として熱は一晩で下がった。帰ってすぐにユンケルと葛根湯をあおり、厚着をして20分座禅を組み、汗をかき、何度か下着をとりかえながら寝た。ぼくなりの”風邪ひきプロトコル”が効いたらしい。はたしてどれが効いててどれが効いてないのかはわからないが。妻いわく風邪じゃなくて自律神経が云々なんだとか。ってことは案外座禅が効いてたりして。

 ここ最近サンフレッチェが勝ったり、チームにいいことがあるたんびに、身体になにかしらのダメージが来る。おかしなこといってんなァと自分でもおもう。ただ事実として、快勝した京都サンガ戦の次の日には腰痛で整形外科にかけこんだし、ルヴァンカップの東京ヴェルディ戦の翌日には、肉離れした右のもも裏の痛みの範囲が広がった。中村草太選手の加入がきまったときには、ぎゅうぎゅうにつまった段ボールで指をはさんだ。腫れはひいたがまだ痛い。そういえば、ぼくのイチ推し・茶島雄介さんが2ゴールした去年の京都サンガ戦なんかもひどかった。ゲーム当日は例の流行り病にかかっていて、試合がおわったあとに症状が悪化。文字通り生死をさまよった。これ以上ない結果を得られたぶん、支払う代償も大きかったらしい。この症状(?)、はじめは「応援するチームのためならば」などと殊勝に受け入れていたもんだが、こうも続かれるととさすがに身がもたない。

 ことしのサンフレッチェは、余計な引き分けをつみあげてしまっている。ある程度の結果をもとめるのであれば、連勝は必須。だからってこれでヘタに勝ちつづけられたとしたら、どうなる? それこそ城福さん1年目くらいのノリで連勝された日には、ぼくはどうなってしまうというのか。入院ざたとかカンベンである。

 今日はFC東京戦。味スタに観にいく。せっかくなので勝ってほしい。ぜったいに負けてほしくなんかない。ないんだけども、でも、いや、ホントどうしようか。こまったな。とりあえず近所の神社に手をあわせにいきますか。どうかチーム勝ってぼくも無事でありますように、って。

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