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何のために仕事をしているんだろう?
社会人になって、それなりに月日が経ち、最近になって、何のために仕事をしているんだろうか?と考えるようになりました。
お金のため?将来のため?
スキルをつけるため?
それとも誰かのため?
みなさんは何のために仕事をしていますか?
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私は研究開発の仕事をしています。
世の中の役に立つものを作りたいという思いで就いた職業。
この思いを持ったのは今に始まったことではなく、小さいころから考えていたことです。
ただ、その動機は「金稼ぎ」でした。
小さい頃の私の頭の中は、
世の中の役に立つもの ➡︎ 爆売れ ➡︎ お金持ち
という短絡的な思考をしていました。
ある程度は正しいんでしょうが、そう上手くいかないのも世の中です。
ですが、自分の中ではこの考えで凝り固まっていました。
じゃあ新しいものを作るってどんな職業?
といったら研究者。
そんなよこしまな気持ちで研究者を志し、今では企業で研究開発の仕事をしています。
しかし、最近になって、お金を稼ぐことがすべてじゃないよなと思うようになりました。
もちろん生きるためにはお金を稼ぐことも大事ですが、それよりも、金稼ぎではない、
「世の中のためになる」
ということが凄く大切なんじゃないかと。
こう思うようになった切っ掛けとして、インスタグラムでの発信活動があります。
私は科学の知識を生かして、インスタグラムで科学に関する発信を行っているのですが、フォロワーさんから
「分からなくてモヤモヤしていた気持ちがすっきりしました!」
「不安に思っていたんですが、解説してもらって安心しました!」
といった内容のコメントやDMをよくいただきます。
こういったコメントを貰うと、
「世の中の役に立つって、こういうやり方もあるんだな」と気づきました。
自分の中で、大きなことじゃないと世の中の役に立てないと決めつけていました。
世界を変えるような大発明ができれば、世界中の人の役に立つことができます。
しかし、それを成し遂げられるのはほんの一握りの人です。
でも、役に立つことって、そんな大発明じゃなくても、大それたことじゃなくても、ちょっとしたことでも可能なんじゃないか、とインスタグラムの発信活動で気づくことができました。
というより、役に立つことをするよりも、人の役に立っていると気づくことが大事なんじゃないかと。
改めて考えてみると、この世の大抵の仕事は人の役に立っているように思います。宅配便、飲食店、医者、レジの店員、鉄道、バスの運転手、、挙げたらキリがありません。
じゃあ、自分がやっている仕事ってどうなんだろう?
今やっていることは、大発明と呼べることもなく、せいぜい小改良です。
失敗することもたくさんたくさんあります。
今の自分は、正直、子供のころの自分に胸を張って「立派な研究者だ」とはまだまだ言えません。
でも、科学は積み重ねです。
失敗にも価値がある。
自分のやっていることは小さいけど、それが未来の誰かに繋がる。
それは世の中の役に立つ。
そう気づいたことでちょっとだけ仕事に満足感が生まれました。
こういう考えを心がけることで満足感を高めて、いつか世の中を大きく変えるような大発明ができたらいいなぁと思います。
おわり
【参考】インスタのアカウント
https://www.instagram.com/haro9697/