はろ

1969年生まれ。じじいです。 好き=映画、チャリ、文芸、音楽、出来の良いドラマ

はろ

1969年生まれ。じじいです。 好き=映画、チャリ、文芸、音楽、出来の良いドラマ

マガジン

  • 映画感想文

    ビールのつまみに映画 眠くならない作品に巡り会えるだろうか?

  • テレビドラマ感想文

    あらすじは極力書かない そのドラマが作られたであろう背景、設定 制作したスタッフや、演じる役者さんなどを 備忘録的に残します

  • ビジネスホテル探検記

    出張で泊まったビジネスホテルをレビューしますー 西日本中心になりますが、よろしくどーぞー

最近の記事

  • 固定された記事

テレビドラマ感想文「あまちゃん」 たった10年?もう10年?

日曜朝からBS再放送 あまちゃん視聴 待ってましたー 10年前のこと 震災直後の製作決定背景は、「東北を元気に!」があったろうが、被災した方々を考えるとかなり難しいテーマだったろう 被災地のかつてあった変わらない日常を丁寧に描くことで、日本全国に元気を花咲か爺さんのように振りまくような役割を果たしたこのドラマ 同時期にみんな踊っていた「恋するフォーチュンクッキー」と同様、震災後のHAPPYムーブメントの一角だ この10年間にスマホ、SNS、働き方改革、コロナ騒動など様々

    • テレビドラマ感想文 海に眠るダイヤ ラドンの時代

      いきなり杉咲花が老女コスプレか? と思ったら、宮本信子!キタキタ 2024年現在、ガチで主演を演じる高齢な女優は彼女だけだ 「いづみ」の名前はコードネームらしく 今のところ第一話では1955年の誰なのかは不明 神木くん&杉咲花さんと聞いて、 「3丁目の夕日」+「ゴジラ-1.0」 な感じ?と予想していたが遥かに超えた 「映像研芝浜」+「ラドン」 軍艦島=端島が秀逸! 1955年の端島再現だけで どんぶり飯3杯、も〜お腹一杯 廃墟が息を吹き返すCG 時間を巻き戻すデジタルツ

      • 2024秋ドラマ完走予想 本命は日曜劇場

        大河「光る君へ」が、源氏物語を書き始めいよいよ本番 BS12で「花子とアン」が再放送中 吉高・黒木姉妹が、「光る」では道長の想い人と妻役 10年前と見比べると、お二人とも現在の貫禄がすごい 役者さんて成長するのねと、 ミョーに納得してしまう 秋ドラマが一部開始するので完走予想! ◎本命 海に眠るダイヤモンド TBS 野木脚本×塚原監督×新井P 最も名作期待の女性制作チームが 日曜劇場で高度成長期の軍艦島を描く 神木くん×杉咲さんなので、 ゴジラ-1.0×3丁目の夕日な

        • #映画感想文 「ラストマイル」⭐︎3 物足りない!

          野木脚本×塚原監督×新井プロデューサーによる期待の作品 朝から、ビールとポップコーンで鑑賞 普通におもしろいのですが、物足りない。。 世界線が「アンナチュラル」×「MIU」と同じ軸ということなのですが、 キャスト以外はなかなかわかりにくい さらに、尺が足りず、核心を描ききれていないのでは? ◯共通点1 立地 立川モノレールあたりの巨大倉庫、西武蔵野署管内 確かに、UDIラボは中央線沿線のイメージ 近そうではある ◯共通点2 生活感ある職場 このワールドは、職場に生

        • 固定された記事

        テレビドラマ感想文「あまちゃん」 たった10年?もう10年?

        マガジン

        • 映画感想文
          19本
        • テレビドラマ感想文
          58本
        • ビジネスホテル探検記
          4本

        記事

          映画感想文 おいハンサム!劇場版 優雅な涅槃の輪舞曲

          エンディングだけが映画ぽい特別ってアリなのか? ドラマの映画化を劇場で観ることはないが、続編期待のためにお布施として視聴 そんな観客しかいないぐらいガーラガラ 大ヒットは見込まず、せまーいターゲットに打ち込む飯テロホームコメディドラマの映画 せっかくの映画だし、大森とゆかの復縁がメインになるか?と予想していたが 何も起こらず、淡々と続くドラマのまんまのシュールな世界観 ドラマを観てないと楽しみきれない突き放しっぷり! 仏教における解脱を超えたモノ達だけが浸れる涅槃の世

          映画感想文 おいハンサム!劇場版 優雅な涅槃の輪舞曲

          2024夏ドラマ完走予想 脚本名手対決!

          春ドラマは予想どおり地方局制作 「アンメット」「ハンサム」 他は「ROOT」「燕は戻ってこない」 で完走 テレ朝の金かけたキャスト作品などは それじゃない感で早々に脱落 キー局にも頑張ってもらいたいところ それより「虎に翼」どっぷりハマる 脚本、構成が素晴らしい! 脚本不安とか言って失礼しました さて夏ドラマ 脚本の名手による2作に期待したいところだが、いずれも不安要素あり では完走予想ー ◎本命 新宿野戦病院 脚本 宮藤官九郎 演出 河毛俊作 主演 小池栄子、仲野太

          2024夏ドラマ完走予想 脚本名手対決!

          #テレビドラマ感想文 虎に翼 9週決めていた脚本と構成

          第9週の構成はいつ決めたのだろう 従来の朝ドラとは違う、凄まじいまでに練り込まれた作品ですね 計算高く半年描き切ることを前提に作られているのがよくわかります OPの印象的な女性達のダンスコラージュアニメーションで、焼け出された老女などチラチラと生きづらい女性達が映ります どこかで回収するのだろうと観ていたが、9週ラストにまとめてまさかのカタチで持ってくるとは! OPをEDに持ってくるのはたまにある構成(鎌倉殿?)ですが、 ドラマ本編で初回の頭に至る場面があり、ED直前で

          #テレビドラマ感想文 虎に翼 9週決めていた脚本と構成

          #映画感想文 オッペンハイマー エミリー・ブラントは男前 ⭐︎2

          GW朝から映画館で視聴 爆睡でした 笑 ビール&ポップコーンホルダーをひっくり返すという始末 4つぐらいの時間軸=ノーラン節で原爆の父オッペンハイマーを描く 時間キャプションを多少入れて欲しいもんです オッピーは頭はいいが薄っぺらい人で、 悩みながらも、ノせられ、流され続ける 悩みのシーンが正面ドアップで単調 仕事も女性関係も来るモノ拒まず! おいおい部下嫁も食べてたのかよ 行き着く先は、戦争の英雄>赤狩り>名誉回復とまあ歴史通り 爆縮は失敗とかで、映像化せず、 何万人も

          #映画感想文 オッペンハイマー エミリー・ブラントは男前 ⭐︎2

          #テレビドラマ感想文 おいハンサム2 いい加減、ヨリ戻せよ!

          帰ってきたー! キャストが強化されて、食に寄せすぎるホームコメディ 脚本、監督は山口雅俊 緩さ9にラストシリアス1だが、そんなシリアスすらもハンサムな笑いで覆い隠す絶妙さ パート1途中から見始め、イマイチついて行けない印象だったが、なぜかわからないが気になって翌週も見続けてしまうスルメ感 さらにはわざわざnetflixをショット契約して3周もさせてしまう 本作も「ウシジマくん」も、原作漫画を素材に、そんな中毒性を成立させる独特な世界観は映画作家主義がなければ成立しない

          #テレビドラマ感想文 おいハンサム2 いい加減、ヨリ戻せよ!

          2024春ドラマ完走予想 三姉妹長女は木南さんカブリ

          冬ドラマも終盤を迎え、春クールのドラマ放映発表がそろそろ聞こえてきた 配信目的で本数が増えている 役者はともかく、撮影前から準備が不可欠な脚本家、監督、プロデューサーらが フル回転してドラマを量産している印象が強い 結局、ドラマ制作はテレビ局周辺だけに アセットが集積しており、 本数を増やすには数が足りない印象で セクシー田中さんの事故も日本の脆弱なドラマ制作体制が背景にあるはずだ とは言え、視聴者として増産され競い合うクリエーター達のドラマは期待値があがるが、春は不作

          2024春ドラマ完走予想 三姉妹長女は木南さんカブリ

          #Coursera感想文「learning how to learn」思考プロセスは皆同じ

          きっかけ chatGPTと適当に会話していると、面白いことを教えてくれることがある まだまだ仕事に使うほどではないが、 自分の興味の範疇外で、検索・SNSを超えて、知らないことを教えてくれるツールとしては最強かもしれない chatGPT大学の未来のあり方などを話していると、「Courseraがあるよ」と教えてくれた courseraについて 世界中の大学のオンライン講義を配信 修了認証までくれるらしく、無料、有料さまざまな講義がある 手に職的な講義は、だいたい有償のよ

          #Coursera感想文「learning how to learn」思考プロセスは皆同じ

          #テレビドラマ感想文 アイのない 成海璃子は31歳?!

          日曜の夜ぐらいは、が良すぎたテレ朝日曜夜枠 恋愛のない時代のover30群像パズル 前2作合わずでしたが、完走な予感 題名のアイは色々あるらしい 愛・eye・私・名前・ちょっと足してAI ラップ風な韻を踏むテンポがよいが、 サブリース、生保、通販がスポンサーで、 ターゲットとマッチしているとは思えない配信ありきの制作 群像劇はキャスティングが重要だ 他局と被るのは配信前提だからだろう 役者さんのイメージに納得感を委ねてくる図式的なプロット 男子班 A福士くん(33)あま

          #テレビドラマ感想文 アイのない 成海璃子は31歳?!

          #テレビドラマ感想文 春になったら 2話 優しい冬の海

          え、もう終わり? ぐらいに没入させてくれるドラマ 映画のような海のシーン 父娘だけしかいない砂浜 白い波と海の翠、 冬の弱い日差しが混じり合う 暖かく優しい映像 家族の原点をノリ父が語り、 カズマルへの思いを瞳が語る わかりあっているけど、相手に核心は話させないシーン ノリ父の「写真撮ろう!」で涙腺決壊 匠なシナリオ構築の技 伊豆のシーンをめがけて2話の脚本が構成されているのがよくわかる 冒頭、瞳とカズマルが偶然隣合う、一年前のシーンを短く入れ、 ノリ父とカズマル

          #テレビドラマ感想文 春になったら 2話 優しい冬の海

          #テレビドラマ感想文 春になったら 1話

          今期完走予想本命にした「春になったら」がようやく始まりました! 期待以上のドラマの予感 絶妙に泣き笑いを表現する、脚本と映像が特に良いです 元旦から働くということ 主役の瞳は助産師で、父とおせちを食べながら、3ヶ月後の告白をした後、 普段どおり仕事にゆく お産は盆暮正月関係なく、予定どおりやってくるし、さらにコストの問題で助産師を選択する夫婦は何らかの理由で親の援助もなく二人で出産に臨む 助産師は相当な責任感と寄り添うきもちと、ある意味家族関係なく個人化した平和さがな

          #テレビドラマ感想文 春になったら 1話

          #テレビドラマ感想文 光る君へ 第二回 平安クリエーターの物語

          1000年前平安時代の女性の話とあって かなりプロット、脚色が自由で意外に楽しい 男性がほぼ「藤原」で登場人物の名前が頭に入らないのが困りものだが、 時代とクリエーターを描いたドラマとして見れば、楽しみな一作 まひろと三郎の物語 現代に置き換えれば、 総理を狙う議員の3男ダメ息子と 有名教授の利発な秀才娘 ぐらいな関係だろうか? 今でも出会いはありそうだ ドキュメンタリー調の源氏物語を書くということは、相応に取材力が必要だろう 同じ宮中=職場とはいえ、 女性が男性の光

          #テレビドラマ感想文 光る君へ 第二回 平安クリエーターの物語

          #テレビドラマ感想文 光る君へ ロケなし大河の行き着く先

          昼間の4K放送で視聴 紫式部のお話であることは理解している 平安期宮廷を描くとはどうなるか? かなりの不安があったが、 最初の10分観たところで気づく これはオールセット大河ではないか? たしか、モッくんの聖徳太子もあったが 宮廷、日本統一の物語で戦争もあり、 当然ロケで撮られていた NHKも公共機関であり、 ドラマ制作の働き方改革を推進している ロケはコストも時間がかかる 時代にあった場所の選定 天候、移動、エキストラ、、 出演者の時間拘束も長い 当然、制作スタッフも

          #テレビドラマ感想文 光る君へ ロケなし大河の行き着く先