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5分で読める!注目の最新医療ニュース3選(1/16~1/22)

1月16日(月) 〜1月22日(日) の医療・ヘルスケア分野のニュースTOP3を紹介!
医療ヘルスケアビジネスに特化したメディア「Harmony」が厳選した先週の注目ニュースはこちら。

1. 新型コロナウイルス感染症4月下旬~5月上旬に「2類相当」から「5類」へ検討進む
2. いち早く運用を軌道に!PHC株式会社が厚生労働省選定の全4地域で電子処方箋モデル事業を支援開始
3. 体重管理のバスマット開発のissin、5.3億円の資金調達

新型コロナウイルス感染症4月下旬~5月上旬に「2類相当」から「5類」へ検討進む

1月20日、岸田文雄首相は新型コロナウイルスの感染症法における分類を、「2類相当」から今春に「5類」へ引き下げることを表明した。

コロナの感染症法上の位置付けは、昨年11月以降から専門家会議で議論され、専門家の賛成多数かつ「できるだけ早いタイミングで判断するべきだ」という考えのもと、2023年春のタイミングでの変更となった。

今後、感染症法上の位置づけの変更に伴い、患者や濃厚接触者の外出自粛、医療提供体制、現在行っている公費支援などを見直す必要がある。
ウィズコロナへの移行に伴い、一般的なマスク着用の考え方を始めとする感染対策の在り方も変わっていくだろう。

いち早く運用を軌道に!PHC株式会社が厚生労働省選定の全4地域で電子処方箋モデル事業を支援開始

1月19日、医療機器、ヘルスケアIT、ライフサイエンスの3事業を扱うPHC株式会社のメディコム事業部は、厚生労働省が選定した全4地域のモデル事業において、電子処方箋の運用支援を開始した。

メディコムは、モデル事業に対して、電子処方箋の発行・受付に対応したソフトウェアの先行提供をおこなっており、全国での電子処方箋運用開始に向けた課題解決やソフトウェア提供準備を進めている。

電子処方箋は、オンライン資格確認のネットワークを活用した電子処方箋管理サービスを通じて、患者・医師・歯科医師・薬剤師間で運用され、これにより、複数機関の処方・調剤情報を把握することで、重複投薬の予防や患者とのコミュニケーションを強化が期待されている。

電子処方箋は1月26日より運用開始が決定しており、同日以降、システム導入が完了した医療機関と薬局は電子処方箋の発行が可能となる。

こちらの情報もチェック!
自社サイト参照:電子処方箋2023/01/26運用開始
自社サイト参照:【2023年度義務化】マイナンバーカードの保険証利用開始とその影響

体重管理のバスマット開発のissin、5.3億円の資金調達

2023年1月19日、日常的に体重管理ができる「スマートバスマット」を提供するissin株式会社が株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズなどを引受先とした第三者割当増資を完了し、5.3億円の調達をしたことを発表した。

当社は「家族のカラダとココロを自然に健康維持・増進することで、生命力溢れる世界の実現を目指す」というミッション・ビジョンのもと、毎日無意識に体重測定できる「スマートバスマット」を開発している。

スマートバスマットは、日常的に体重を記録・管理することを目指した製品。通常のバスマットと同様の見た目でお風呂上がりに足ふきとして使用できるが、体重測定の機能を兼ね備えており、Wi-Fiに接続することで測定したデータをアプリ上で見ることができる。
ユーザーが都度体重計に乗って体重を測定し、能動的にアプリなどに記録をする手間があり、継続的な体重管理に繋がらないという従来の課題を解決した画期的な商品だ。
昨年11月に販売を開始してから、累計販売台数は8000台を突破している。

今回の資金調達で、プロダクト・サービスの開発や人材採用等の強化、また海外への展開を加速させていくと発表しており、今後の成長にも目が離せない。

無意識のうちに体重測定できるバスマット「スマートバスマット」出典: issin株式会社公式HP(https://issin.cc/)

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