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人さまのハードシングスを聞きながら、思わず自分を振り返る

「私のモノサシ フリーランスのハードシングス語らせて!」を聴いて

こちらのイベントに参加しました。(正確にいうと、参加する気まんまんでいたら、まさかの長女転倒につき、イベント開始直前、学校から呼び出しを食らうというイレギュラーに見舞われアーカイブ視聴した、のですが)

――自分らしく働けると思って選んだ「フリーランス」…
実際フリーランスになってみると
時間を自分でコントロールできるプラスの面もあれば
一人ブラック企業になることも…

フリーランスになってみたけど、こんな壁が!
これって私だけ!?

フリーランスのハードシングスをMEASUREメンバーと外部の気になるフリーランスの方々とコラボでお届けします!

イベント概要より

◆Measureとは:
女性が直面するライフイベントとキャリアをどう両立していくか、メンバー同士で交流しながら、「結婚3.0~キャリアとライフイベントのネクストアクションを追い求めるコミュニティ~」。

今回、イベントに登壇された方々はライター、デザイナーなど、職種は違えど、自ら「フリーランス」としての生き方を選び取ってきた方たちばかり。自分が選んだ、とはいえ、実際に仕事をするなかには想定していなかった悩みやモヤモヤだって沸くわけで…。

イベントでは皆さんが、それらとどう向き合ってきたか、どう乗り越えようとしているのか、実体験もまじえながらお話くださって、フリーランスのリアルな日常を実感することができました。

「ゆるりと聞いてね!」イベントを紹介いただいたなりーさんからはそう、うかがっていましたが…思わず、がっつり、のめり込んで聞き入っていましたよね!!

人さまのハードシングスを聞きながら、自分のそれを振り返る


ところで、ハードシングスは何かといいますと、困難な局面、すなわち【ビジネスや経営において、困難で複雑な課題や問題】のことを指しています。ではでは、フリーランスの【困難な局面】には、どんなものがありそうでしょうか。

✓ 仕事は自由に選べるけれど、あれもこれもと詰め込み過ぎて、気づけば休みもなくなっていた…

✓ 収入が安定しにくくて、大きなビジョンが描けない…

✓ 家族時間を大切にしたくてフリーランスになったけれど、結局仕事に追われている…

皆さんから語られる課題は、まさにリアルタイムで向き合ってらっしゃるものばっかりで、それゆえ言葉にも自然と熱がこもるし私たちにもそれがビシビシ伝わってくる…!みんな、相当の覚悟と準備を持って、フリーランスを選択されたんだなぁ。

一方で、私は皆さんそれぞれの経験、考えを聞きながらも思わず「おいちょっと待て、私、かなりえぇ加減なフリーランスライフの始め方したんちゃうか?」と一人突っ込みをしていました。

それしかなくて。できることしかしてなくて

というのも、そもそも私は「っしゃ、やってくで!!」と覚悟してフリーランスを始めてはいなかったから。

2015年の春。前職を退職したあと、流れに身を任せ、人に紹介された書くお仕事をほそぼそと始めていました。夫とは当時遠距離婚で、子どももいて。そうこうしているうちに海外転勤が決まって…。でも、自分の人生もあきらめたくなくて、「書くこと」を続けていたら、あとあと「あ、これってフリーランスってゆうんやな」って気づいた、みたいな感じというのでしょうか。

子どもいて、海外でビザも取れない。必然、どこかに働きにはいけない。だから、細々と、できるときに、できることだけしていたら、いつのまにやら時間が経っていた、というような感覚です。

こんなぬるいフリーランス生活でしたが、それでも、私なりのハードシングスもいくつかあったなぁと感じています。

名もなき焦りの正体は

登壇者のおひとり、複業フリーランスのこうのさんがFOMOという概念をお話くださっていました。

FOMO
: fear of missing out、フォーモ、取り残されることへの恐れ)とは、「自分が居ない間に他人が有益な体験をしているかもしれない」、と言う不安に襲われることを指す言葉。

FOMO - Wikipedia

そう、私が経験したハードシングスもこれに近いものだったといま、振り返って思っています。そして、この「おいていかれる」感覚は、実は今だって時折、顔を出します。

私の場合、フリーランス開始当初は状況も相まって、仕事に振り切ることもできず、かといって子育てに全集中できるほどの器もなく、ほそぼそフリーランスでぬるく仕事を続けるほかありませんでした。

理想はきっと、バリキャリしながら子育てもエンジョイ!みたいな華々しいものを持っていたと思いますが、まあ…できません。

フリーランスとして家庭と仕事を両立させていく難しさは登壇者のおひとり、なりーさんが赤裸々に語ってくださっていましたが、もう共感しかなかったです。

キャリアは人生そのもの

そうこうしながらも、前には進んでいたくって、書くことからは離れずに、時折キャリア講座を受けてみたり、人に会いに行ったり行動も重ねていました。焦りが少しずつ解消されたのは、キャリアを人生そのものと捉える考え方に出会った頃から。

そして、こちらの本も、私の焦りを大いに解消するのを助けてくれました。

本書の著者、長澤信子さんは、36歳で中国語を始められた、プロ通訳者です。36歳、とありましたが、実は長澤さんが、中国語をやるぞ!と決められたのはその10年も前のこと。

当時はまだ幼かったお子さまの育児や、家事を優先しようと決め、学習するタイミングを待って待って…待ち続けられたそうです…!

文中にあった、印象的だった言葉がコレ。

まったくなにも知らなかった語学を始めて、それから四年目に通訳の国家試験にうかった時、人は異例の早さだ、などといってくれた。それは、「いつの日かきっと。そのときこそ」という中国語への熱い思いが、「やっとその日が来た」とき、まさに奔流のようにほとばしり出たのかもしれない。
勉強した期間は四年でも、じつは十四年の歳月が、私の上を流れていたのだから。

台所から北京が見える

ぬるっとフリーランスでも、想いは持ち続けていよう。時はくる。きっと再び、やりたいと思うことに思う存分注力できる時が。チャンスも、新しい夢だって、きっとまた生まれていく。人と、過去の私とも比べず。そして未来に期待しすぎることもなく。

当時、書いていた日記にはそんな言葉が並んでいます。

今、できることを丁寧にしていくことで開くドアがきっとあるし、ドアの先はもしかすると、思う以上に楽しい場所かもしれないし。

そーんなことを、イベント参加後に考えています。
とりあえず、フリーランス、すごいよって話でした。(どんなまとめ)

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