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私が「色の世界」に入ったキッカケ⑨〈色彩講師編〉

色彩講師の長澤陽子です。

前回の続き

AFT認定色彩講師取得を目指して

「学校で教えてみたい」という強い気持ちから、色彩検定協会の認定色彩講師取得を目指すことに決めました。

色彩には国家的な資格はありません。

なので資格取得していなくとも仕事をすることは出来ます。

ですが、学校の場合、色彩授業の最終目標が色彩検定取得というのが多く、最低2級を取得していることが講師採用の条件だったりします。

検定取得はクリアしていても、まだまだ足りないことも多いという自覚がありました。

だから、講師養成講座をどうしても受講したい気持ちが強くなるのです。


講師養成講座スタート

どうにか作文選考を通過し、半年間の養成講座がスタートしました。

普通ならお会いすることも出来ない先生からの講義に心躍りながらも、講師として必要な知識の足りなさ、噂には聞いていた厳しい内容に何度も撃沈しましたが、今はその厳しさを味わっておいて良かったと心から思っています。

検定合格するための暗記学習と、指導するための学習は全く違うということです。


AFT認定色彩講師資格 取得!

半年の養成講座を受講し、最終試験に合格。認定色彩講師の資格を得ることになります。

当時、1回で合格する人は数人(片手)で、私はその中の一人に運よく滑り込むことが出来ました。

その時感じたのは、「スクールに通ってて良かった」なと。
もちろん、色彩は独学でも学ぶことはできます。
が、この講座は講師を養成する講座です。講師がどんなツールを使って、どのように説明をするのか、体験したのと体験していないのとでは大違い。

それと、講師って「ただテキストを説明しているだけ」ではないんですよ。
機会があれば、この辺りのことはまた別に書いてみようと思います。

で、続きですが、認定講師の資格を得たからと言って「すぐ仕事になる」という訳ではありません。

その後も暫くは、鳴かず飛ばずの時期が続くのです・・・。


見てる人は見てくれている

ある時、一通の問い合わせメールが入りました。

その頃には、ブログの他に手づくりのホームページも作成。そこに「問い合わせフォーム」を設置していたのです。

内容は、とある専門学校の教務担当の先生からでした。

「特別講座として数回のビジネスに役立つカラーの授業をお願い出来ませんか」という内容でした。

全く学校での実績ゼロの私で良いのだろうか、そんな気持ちもあり、やっと機会が巡って来たという嬉しい気持ちもありという感じ。

早速、授業内容を考え、日程調整をして学校に伺いました。

数か月後からの授業スタートがその場で決定しました。

帰りがけに「先生のブログを読ませていただいて、うちの学生たちをお願い出来ると思いました」と。

これは本当に嬉しかったですね。「見てる人は見てくれている」ということなのだと思います。


いよいよ学校での授業スタート

学生たちから「先生~」と言われると、くすぐったい気持ちになりながら授業がスタートしました。

数回の特別授業でしたが、普段あまり聞くことのない内容に興味津々の様子。

その学校では、日本人学生の他に留学生も多く「色に対するイメージの違い」は私自身もとても勉強になりました。

一年目が無事に終了、そして二年目の授業が終了する少し前に学生から「先生、資格とかは取れないの?」の質問に流れが変わって行くのです。


次回はそんなお話を…続きこちら▼




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