砂の国の宮廷鍛冶屋 紹介
こんにちは、はるまきです。
先日、夏に買ってずっと積みゲー状態だった
『砂の国の宮廷鍛冶屋』というゲームをクリアしました。
とてもとてもとても面白かったので、紹介したいと思います。
砂の国の宮廷鍛冶屋 ゲーム概要
プラットフォーム
・PS4
・Nintendo Switch
・Xbox one、series X/S
・Android、iOS
・Steam
開発:ライドオンジャパン
販売:ケムコ
ジャンル:経営RPG
あらすじ
舞台は砂漠の国。
主人公『フォルカー』は、冒険者を夢見る少年です。
宮廷鍛冶屋だった父親が急逝し、鍛冶屋を継ぐことになりますが、
ひょんなことで冒険者も兼任することに。
各地を冒険して素材を集め、鍛治を行って鍛冶屋を繁栄させていくストーリー。
砂の国の宮廷鍛冶屋 ここが面白い!!
■鍛治がやめられない
このゲームは、ダンジョンで素材を集め、街に戻って鍛治をするサイクルですが、この鍛治がやめられない!!!
鍛治で作る装備の数も400種類はあるのではないかという量で、その全てに『熟練度』という要素があります。熟練度は後述するバトルでも少しずつ上げることができるのですが、鍛治で大量生産して熟練度を上げていく爽快感がとても良いです。熟練度が上がりきると、性能が向上じたり、時には新たな装備を閃いたりも。
今日はここまで進めようと思っていても、あれも作っておこう、いや、あれの熟練度も上げたい……となって、気づいたら何時間も経っていたりします。恐ろしい時間泥棒です……。ダンジョンでたくさん素材を集めて、一気に作ってボロ儲け! という野望も達成できます。
■シンプルながら歯ごたえのある戦闘システム
素材集めに向かうダンジョンには、たくさんのモンスターが生息しています。このモンスター達からしか得られない素材もあるので、戦闘をしなければなりません。
シンプルなターン制コマンド戦闘で、素早さが高いキャラクターから行動します。また、陣形というものがあり、陣形によりキャラクターの能力値が変化したり、前列に防御の高いキャラを置いて、後列に魔法キャラといった戦略を考えることもできます。
序盤はただレベルを上げて攻撃するだけでもサクサク倒すことができ、苦戦することも少ないのですが、中盤あたりからはただポチポチしているだけではあっさりやられてしまいます!!
しっかり装備を整え、スキルを見直していかないと、ボスどころか雑魚敵相手でも苦戦したりしちゃいます。慣れてきた頃にポチポチでは勝てないようにする辺り、難易度の調整が絶妙です。スキルを見直したりするとあっさり倒せるようになったりするところも、成長を感じてとてもいい。
■組み合わせは無限大のキャラクターメイク・ご飯を食べて成長?!
主人公フォルカーだけでなく、自らでキャラメイクする4人の仲間と共に冒険します。
フォルカー含めた 5人は、下記の全てを任意でキャラクターメイクできます。
・職業(13種)
・職業ごとのパッシブスキル
・職業ごとの通常スキル(成長要素があります)
・信仰する神(ステータスに影響)
転職も自由自在にでき、信仰する神様もいつでも変更可能という凄い世界。その時その時の状況で、自由自在な職業、信仰で冒険ができます! 次はボス戦がありそうだから、この組み合わせにしてみよう、とかもペナルティなしであっという間にメイキング。中盤あたりから急に難易度が上がるので、とても嬉しいシステムです。
通常スキルの成長システムは、お金を払ってレベルアップする仕様。鍛冶屋なのでお金はあるだろう、と言わんばかりの価格設定です。ガンガン稼ごう!
また、成長も独特。ダンジョン内の敵と戦って経験値を得ることももちろんできますが、街にある酒場でお金を払い食事をとることで、戦闘で得る経験値の何倍もを得ることができます! 食事は偉大。
ちなみに回復も、街にある施療院でお金を払うと一瞬で全回復します。宿屋のようなものですね。
■キャラクターが個性的で、飽きずに楽しめる
登場するキャラクターが、個性的でとても面白いです。
主人公フォルカーをサポートする幼馴染のヴァレリアと妖精ピッテ、冒険者ギルドの豪快なおっさんイーゴン、闘技場のクールな受付嬢ハンナ、施療院の心優しい司祭クリストフ、ちょっと気だるそうな道具屋店主ホリック、酒場の美人お姉さんカルメラ、実力があるけどちょっと嫌味なバルタザール将軍、そして時々出会う謎のヒゲのおっさん……。皆がいい意味で癖が強いです。
ちなみに私の好みはヒゲのおっさんです。
■洗練されすぎたUI
どんなに面白いゲームでも、UI次第ではゲームを続けることが苦痛だったりします。しかしこのゲームは、UIが洗練されすぎていて、ストレスフリーです。
楽な戦闘は作戦を決めてオートでサクサク、回復も1ボタンでサクサク(しかも回復量まで設定できる!!!)、ダンジョンからの脱出も1ボタンでサクサク。鍛治は複数量を一気に作成できることは当たり前で、逆引きや鍛治ツリーという素晴らしい要素もついています。
移動も早くて、戦いたくない雑魚敵とは戦わずに進むことも。(シンボルエンカウントです)
■やり込み要素がすさまじい
私がこのゲームに目をつけた理由の一つ。やり込み・コンプ要素が多い!!!
ゲーム内にトロフィーシステムがあり、モンスター図鑑や装備図鑑、やり込みに対する表彰など。これを100%にしてやるぞという気持ちが湧きます……!! 全てコンプリートしようものなら、レベルを99まで上げることはただの通過点。
ただ、サクサク進められる方なら40〜50時間もあればフルコンプできるのではないのでしょうか。やり込み初心者の方におすすめできる量です。
魔物図鑑の倒した数もあれば100点満点だったのですが、そこは通常のやり込み要素を超えてくるので……(笑)
砂の国の宮廷鍛冶屋 ここが気になる!
■酒場での経験値システム
先ほど、酒場で食事をとると経験値ががっぽり手に入ると書きましたが、これは序盤においては大変神システムでした。ですが、話が進むにつれ敵も強くなっていくので、敵からもらえる経験値もそこそこになってきます。酒場での食事は1日1回のみですが、敵とはダンジョンを出ない限り延々と戦えてしまうので、終盤になってくると食事はただお金を払ってるだけの感覚に……。
戦闘は最小限でいいという方には食事はとても効率的ですので、これは私にとってのマイナス要素になりますね。カルメラさんが美人なので、通っておりましたが(笑)
■一部キャラが空気
ストーリーはシンプルながらしっかりしており良かったのですが、一部のキャラの出番がほとんどなく、寂しかったです。また、ヒロインであるヴァレリアちゃんにはもっと出番あっても良かったのではないかな、という気持ち。
あと私は気にはならなかったのですが、声はついておりません。声付きでないとダメ! という方にはおすすめできないかもです。
■AIがちょっとおバカ
素材集めで雑魚敵と戦う時は大体オート戦闘になりますが、ちょっとAIがおバカで無駄なMP消費をしていたり、なぜ?! というところで犠牲が出ていたり。ちょっと強めだけどオートでも倒せる雑魚敵相手に素材集めをしていたら、いつの間にか全滅していたことも。
そこまで支障が出るわけではないのですが、ちょっと気になる点です。
終わりに
この記事は、ゲームをクリアした段階で作成しました。(クリア時間約20時間)
私のゲームスタンスは、1周目は攻略とかを一切見ずにプレイし、やり込みプレイを始めるか検討したのちに2周目に入ります。このゲームは2周目でやり込み要素をやってから書こうと思っていましたが、1周目の時点でほとんどのやり込み要素を回収できました。そして、ED後の要素で思いっきりボコられてショック受けながら書いております……笑
コンプ要素はたくさんあるものの難易度は易しめで、コンプ勢なりたての方でも楽しくプレイできるRPGです。各プラットフォームで、2000円ほどで買えるのでとてもお得。「こういうのでいいんだよこういうので!」と言いたくなるRPGです。是非!!
ここまでご覧いただき、誠にありがとうございました。
クリア後要素も消化したいけど、2周目に入って本格的にコンプリート目指していこうかとも悩んでおります!