白い花
2023年10月26日 NSWS第3期#5 で読んだ詩
ええ、私は白い曼殊沙華です
いえ、ほかの花ではありません
はい、白い曼殊沙華なんです
いえ、かわいそうではないんです
ええ、元々白いんです
いえ、赤くはなかったんです
はい、赤くなることもないです
いえ、かわいそうではないんです
ええ、白が私なんです
いえ、赤ではないんです
はい、赤くなろうとも思っていません
いえ、耐えているのではないんです
白いのが私の在り方なんです
世界には無数の色彩があります
そのひとつの色なんです
色に縛られずに生きたいのです
白が私の本質なら
それが私の源泉
赤くならなくても
私自身を受け入れる
他の色に比べてかわいそうだなんて
思い込む必要はないんです
私は自己肯定に満ちている
自由な白さが魅力の証
白い花が咲き誇るように
私も自分らしく咲かせる
赤くなる必要はないけれど
他の色と共に美しい景色を彩る
自分自身を褒め称えること
他者の目を気にせずに歩くこと
赤になることはなくても
白さが私を一層輝かせる
誰かと比べる必要はない
私の個性を大切に育んでいこう
赤でもなく白であることに
誇りを持ち、自由に生きよう
色に縛られずに生きる
個々の個性を輝かせる
赤くなる必要はないけれど
他の色と共に美しい景色を彩る
ええ、私は白い曼殊沙華です
いえ、ほかの花ではありません
はい、曼殊沙華なんです
はい、それが私なんです