新しい技を生み出せる人が、IT企業のマネージャー
人に好かれていても、IT企業のマネージャーにはなれません。
自分が知っていることを人に教えても、IT企業のマネージャーにはなれません。
IT企業のマネージャーは、事業インパクトが大きい、新しい技を生み出す必要があります。
アルバイトスタッフを大量に雇用し、その管理をする仕事であれば、人に好かれることが大事になるでしょう。
また、ひたすら実行だけを求められるビジネスであれば、自分が知っていることを人に教えることが大事になるでしょう。
しかしIT企業とは「テクノロジーの力を使って、これまでにないビジネスを生み出す企業」です。
ゆえに、特にマネージャーには、新しい技を生み出すことが求められます。これまでないビジネスを生み出す必要があるからです。
IT企業ではメンバーも新しいことに挑戦しますが、マネージャーはより大きなインパクトをもたらす新しい技を生み出すことが期待されます。
そして、新しい技を、スピード早く生み出す必要があります。
IT業界は、動きが早い業界です。
同じことをしていたら、あっという間に競合に負けます。
なので自分が話す内容が
「1年前と変わらない」
「過去の話ばかり」
「新しい技ではなく、チームの話ばかり」
になっていたとしたら、かなりマズい状態です。
「何もしていないのが一番優秀なマネージャー」というのは幻想で、行動していないマネージャーは、ただの怠惰なマネージャーです(マネージャーが何もせずとも会社が爆速で成長しており、それが半年前にマネージャー自身がやった施策によってもたらされた爆速成長であれば良いですが、そんな状況は見たことがありません)。
私は、その人が言ったことではなく、その人の行動だけを見ています。行動は真実を写すからです。
人に好かれていてもIT企業のマネージャーにはなれないですし、自分が知っていることを人に教えてもIT企業のマネージャーにはなれない。
事業インパクトが大きい、新しい技を生み出せる人になってはじめて、IT企業のマネージャーがつとまります。