愚痴はヤバい
みなさんは子供のころ、どんな大人になりたかったでしょうか。
私は、アカギという麻雀漫画の主人公が言った「なんでもっとスカッと生きねぇのかな・・・・・・」という言葉が胸に残ってます。
「スカッとした大人になりたい」。そう思って生きてきました。
「スカッとした大人」の対極にあるのが愚痴です。
仕事の愚痴は、言うのが楽しいものです。
みなさんも、仕事の愚痴を言ったことは、一度や二度ではないと思います。
しかし、愚痴はヤバい。
それには、2つの理由があります。
愚痴がヤバい理由
2つの理由とは
1.場が暗くなる
2.愚痴を言っている人自身の評判が悪くなる。
の2つです。
特に重要なのが2です。
いままで一緒に仕事をした人で、尊敬している人を想像してみてください。
その中で、愚痴を言っている人は、いないのではないでしょうか。
愚痴を言っている人に対して周りは「ああ、この人は愚痴を言うだけで、解決出来ない人なんだな」という印象が付きます。
マネージャーが愚痴を言うのは論外
愚痴は役職関係なくヤバいですが、マネージャー自身が言っていたとしたら、それは論外です。
マネージャーは、チームを預かり、チームを前に進めていく存在です。
そのマネージャーが愚痴や悪口を言ったら、メンバーの信頼は一瞬で無くなります。
マネージャーは「このメンバーなら愚痴を言っても大丈夫だろう」と思いがちです。
それに、愚痴を言うと、メンバーとの距離が近づいた気がします。
しかし愚痴や悪口を聞かされたメンバーは「こんな人にはついていけないな」と、マネージャーを見限ります。
優秀なメンバーであればあるほど「それを解決するのがお前の仕事だろ」と思うからです。
愚痴や悪口を言うマネージャーは、本当に一瞬でメンバーに見限られ、その信頼は取り戻せません。
愚痴を言わなくてすむ方法
では、どうしたら、愚痴を言わなくてすむようになるのでしょうか。
愚痴を言いたくなるのは「嫌なことがあって、それを自分で解決できないとき」です。
1番シンプルな解決策は、嫌なことがあったときに、その場で、相手に「嫌だと感じた」と伝えることです。
「アサーティブコミュニケーション」という呼び方をしたりもしますが、ようは「持ち帰らない」ということです。
嫌なことがあったとき、相手が「嫌なことをしてやろう」という気持ちをもっていることは、あまりありません。
「嫌だと感じた」ことを相手に伝えて、相手と共に解決策を探っていくのです。
世界各国で「最高の職場」として名高いGoogleの従業員が6000人から6万人に増えていく過程で、Googleの人事システムを設計・進化させた責任者ラズロ・ボックも、当事者同士で話す重要性について述べています。
愚痴を言わないですむようになる方法の2つめは、周りの人の協力を得ることです。
周りの人は、誰かが愚痴を言っていると、悪意なく傾聴しがちです。
愚痴が終わった後には、その人に対する印象が悪くなるのですが、愚痴を聞いている間は、その人を傷つけたくないので、善意から傾聴しがちです。
しかし愚痴を言っている側からすると「聞いてくれたら、相手は同意してくれた。何かしてくれるはず!」と思います。
これは当然の話で、話を聞いた側は、話を聞くからには、なんらかの意見を表明したり、行動する必要があります。
しかし愚痴とは、建設的ではない、ただの悪口です。解決に向かっていません。
ですので、愚痴を聞かされた側は、同僚から愚痴を聞かされたら「本人に言ったら良いじゃん!」と伝える勇気を持ちましょう。
「地獄への道は善意で舗装されている」というヨーロッパのことわざがあります。
①愚痴を言わないですむために、その場で、相手に「嫌だと感じた」と伝えて、解決する
②愚痴を聞かされたら「本人に言ったら良いじゃん!」と伝える。
これが、愚痴を言わないですむ、2つの方法です。
Housmartが目指す組織の姿
Housmartは「営業に感動を」という壮大なVisionを成し遂げるため、愚痴に逃げるのではなく、成長し続ける組織でありたいと考えています。
完璧な人間はいません。
求められる人物像も会社のステージ、キャリアステージによって異なります。
もしフィードバックを受けたら、コーチャビリティーを意識して、フィードバックを吸収して欲しいと思います(コーチャビリティー=素直さ。他者からの助言に心を開き、時には苦言すらも自己の成長に転化できる能力)。
愚痴に逃げるのではなく、相手と向き合い、気高く、成長し続ける組織。
それがHousmartです。