見出し画像

確かに立っていた


昨日、親類のところにプチトリップして
生気をもらってきた。
もらってきたはずなのだけど、やはり疲れて今朝から起き上がれない。
食事も取れない。

何とか起き上がって、よしこの勢いで炊飯器までたどりつけば…と思うも
またドタリと倒れ込んでしまう。
仕事をしていた時の状態だな。


ウトウトしていたらインターホンが鳴る。
枕元にいる母に
「お願いー、出てくれる…?」と言いそうになった。
いるはずないんだ。何年も前に亡くなっている。
でもいたんだ、確かに。
いつものエプロンかけて
いつものハイソックス履いて
具合どうーってわたしを覗いて


ああ、自分で出なきゃ…と目を開けたら
白い影がすうっと消えた。



いいなと思ったら応援しよう!