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お灸は痕がのこる?
こんにちは。とある鍼灸師です。
今回は、お灸のお話しです。
お灸は、もぐさ(ヨモギの葉っぱを加工したもの)を燃やして温熱の刺激を与える治療方法です。
治療の基本的なやり方としては、米つぶくらいの大きさにお灸をひねり、火をつけます。
だいたい7割くらい燃えたところで消します。
わたしの場合は、5割くらいのところまで燃えたら消すようにしています。
患者さまの感覚として、あたたかさが感じる程度までやります。
1回で感じなければ、2回、3回と同じ場所に繰り返しやります。
心地よい温かさだけども十分に効果があり、わざわざ熱さを我慢する必要はありません。
昔は、ビー玉くらいのもぐさを全部燃やしてわざと火傷の痕を残していました。
昔は、温熱の刺激の他にわざと傷をつくることでそこを治そうとするために免疫が活性化するという考えでした。
傷ができたときに、それを治そうと免疫が働くのはわかります。
しかし、痕になるのは問題かなと思います。
お灸の刺激は、少量でも血液の循環を良くできますし、血液が流れることで免疫の働きも活性化されるため、わざわざ傷をつくる必要はありません。
また、傷をつくることで美容の問題もあります。
傷をつくらずに免疫を活性化する方法があればそれにこしたことはありません。