灸治療の道具

今日は、灸治療の道具について書いていきます。

お灸は、もぐさに火をつけて、熱の刺激でカラダを良くしていきます。

もぐさは、ヨモギの葉を加工して作られたものです。

もぐさを米粒状もしくはあめ玉くらいの大きさで固めて、

ツボの上において、火をつけます。(火をつけるときは線香を使います。)

直接、皮膚にのせますが、もぐさを全部もやすと熱いです。

むかしは、わざと全部もやして、やけどをつくってから

自然治癒力を上げるという考えでした。

いまそんなことすると、クレームにものです。

なにより身体によくないと私は考えています。

半分くらい燃やしたところでいつも止めています。

すると、ほんのりあたたかい心地の良いお灸になります。

また、筒に入っているお灸もあります。

筒のお灸は、なかが空洞になっているので、

熱の刺激はとてもマイルドになります。

もぐさが飛び出ていますが、飛び出る長さが長ければ長いほど、

熱の刺激は弱くなります。

さらに、棒の形をしたお灸もあります。

文字通り、棒灸（ぼうきゅう）といいます。

葉巻みたいなもので、先端に火をつけて、皮膚から

離して熱の刺激を加えます。

（皮膚につけると根性焼きになっちゃいます・・・）

熱の調節が簡単で、身体の状態に合わせてできます。

どうでしょうか？

灸にもいろいろ種類があります。

どのお灸を使うかは、専門家によりますが、

身体を温めるものなので、決して悪いことはないと思います。

ぜひ一度ためしてみてください。