チョコモナカジャンボ
暑い。暑すぎる。干からびそうです。
我が家に併設されております神殿(逆ですね。我が家が神殿に併設されております)の掃除をお昼にさせてもらいました。
上段はダスキンモップでみがき埃を落とします。
畳はほうきで掃いて、廊下をモップで水拭きします。
まあ暑い。
窓を全開放したところで熱風が入ってくるだけなので逆効果です。
もったいないことではあるんですが、生命の危機を感じそうだったので本日の神殿掃除はクーラーをつけながらさせてもらいました。
畳のほうき掃きが終わったところでお次は廊下のモップです。
外にある蛇口のホースから水をくみに行くついでに、父が大切に育てているお花たちに水をあげにいこうとしました。
そこで気付きました。
直射日光にさらされている花壇に今このタイミングで水をあげると一瞬にして水がお湯に変わるんじゃないかと。
お花にとってこのタイミングで水をあげるのは逆効果なんじゃないかと。
父は歳をとり、最近は「俺の話を聞いてくれるのは花だけ」とかほざいています。
大事に大事に育てているお花さんです。
ここは父の判断に任せるとしてお水をあげるのはやめにしておきました。
我が家でお花さんと会話できるのは父だけですしね( ^ω^ )
水を汲み、モップを取り出そうとしたら、カエルさんが大量にモップにくっついていました。
「お前ら、密だぞ( ^ω^ )」と思いながらカエルさんを振り落としました。
5、6匹のカエルさんが「うわーー」と言いながら逃げて行きました。
毎日掃除で使うもんですからモップが濡れていて気持ちいいんでしょうね。
なんとも可愛らしいです。
掃除が終わり、所用がありましたもんですから、車でお出かけしました。
その帰り道、自転車で颯爽と走っている今年中学一年生になった知り合いの少年を見かけました。
玉のような汗をかきながらぜいぜい言いながら自転車で駆けておりました。
まだ反抗期がこないのかしら?と思うほど素直で良い子なんです。
途中のコンビニでチョコモナカジャンボを買い、その子の家に届けに行きました。
すると、少年はバットを持ち素振りをしていました。
このクソ暑い中、自転車で駆け回り、さらにバットで素振りを始める…
中学生の少年の体力ってどうなっているんでしょうか?
丸坊主の少年は素振りをやめて、車の中の私の元に駆けてきました。
私:「アイス好き?」
少年:「うん」
私:「ほれこれやるわ」
少年:「ありがとー!!」
チョコモナカジャンボを片手に家の中に駆けていく少年を見つめながら、自分にもこんな純粋無垢なころがあったのかしらと考えました。
昨今の「密ですブーム」により昨年と同じ様にはいかない夏を過ごしています。
なんてったって今年は「特別な夏」ですからね( ^ω^ )
少年も去年は大好きな野球を友達と一緒に力一杯遊んでいました。
その姿を見ている身として、今日の少年はなんだか寂しそうに見えてしまいました。
去年の今頃は、友達と一緒に自転車で駆け回り、友達と一緒に素振りしていたのをよく見かけました。
少年の家庭は、三人兄妹でお姉ちゃんが二人で少年は末っ子です。
少年がまだ幼い頃に両親が離婚してしまい、お母さんに育てられ今日に至ります。
父親という存在が希薄で、大人の男性と接することがあまり無かったんじゃないかなと推測しています。
私が実家に戻ってきてからは、私の姿を見つけるとサッカーボールとかバスケットボールとかバトミントンとか持ってきて人懐っこく接してくれます。
日が暮れるまで一緒に遊んで、私がぜえぜえ肩で息をしていると、「体力ねえなあ、おじさん!!」「もうちょっと痩せたほうがいいよ、デブ」と人懐っこい笑顔でからかってきます。
お兄ちゃんという存在に飢えているのかな…と勝手に思っています。
いや、おじさん…かな?
特別な夏がどんな夏なのか私には皆目検討がつきませんが、チョコモナカジャンボで少年がほんの少しでも元気を出すことができたなら、この上ない喜びだなとこのクソ暑い夏の日差しを浴びながら感じます。
スキ、フォローいただけると励みになります。 気軽に絡んでくれると嬉しいです\( 'ω')/