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氣まぐれ瞑想日記 #004 虹色の羽


2024年11月16日(金)、


今日はmakiさんと初めて電話でお話しした。


一度もお会いしたことがないのに、なぜかずっと前から知っているような感覚で、まるで再会できた喜びを味わう幸せな時間だった。


光のスピードで時間は過ぎるのに、話したいことが次から次へと溢れ出て、一向に止まらない。


そんな、じんわりあったかくて幸せなハートの時間を体験したからか、夜になっても余韻が続いていた。



眠る支度をしていた時、今回は不思議なことに、瞑想に入る前から天頂のフラワーオブライフが視えていた。


意識は思いっきり3次元にあるのに、なぜか上の方で虹色のフラワーオブライフが姿を現している。


「あぁ、今日はすぐに瞑想に入れそうだな…。」


そう思った。


横になり、目を閉じるともう準備ができていた。
前置きは要らなかった。


ドームの天頂にフラワーオブライフが現れ、ステンドグラスのようになっている。


よくあるステンドグラスとは少し違い、ガラスは無色透明で、繋ぎ目が虹色をしている。


全体的に見ると、フラワーオブライフの図形が虹色の縁取り模様になっていて、昼でもなく夜でもない空が透けて見えていた。



私はドームの中にいて、下には穏やかに揺れる水面がある。


静かな水面から私は顔を出し、泳ぐでもなくただ水の中に身体を預けている。


「虹色がなんて綺麗なんだ」と
天頂のフラワーオブライフを眺めていたら、



背中に虫の羽根が生えた天使の後ろ姿が表れた。


こちらに背を向けて、靴を履く時のように少し屈んだ姿をしていた。
表情は全くわからない。



天使なのに、蜻蛉みたいな透き通った羽が身体を覆うような大きさで生えていることに驚きつつも、虫の羽も綺麗だなぁと眺めていた。



その天使の羽が天頂のフラワーオブライフと重なって見えてくる。


「あぁ、同じなんだ」と思った。


よく見ると、羽もまた半透明で虹色に光っている。


「そうか、ここにもあるんだ」



そう思った。


場面が切り替わり、また水面から顔を出している自分に戻る。


すると、天頂のフラワーオブライフの中心から、一本の糸がゆっくり降りてくる。


蜘蛛の糸みたいに、細くて白くも見える。



その糸は、水に浸かっている私の目の前まで降りてきて止まった。



なぜか私は水面から出て、その糸を掴んで登り始める。


天頂のフラワーオブライフの中心へと登っていく。


糸を登るうちに、さっきの天使の虫の羽が自分の背中にも生えていることに途中で気が付く。


「大きな蜻蛉の羽みたいだなぁ。」と嬉しくなる。


どんどん視界は高さを増していき、天頂に近いところまで登りきると、そこで一旦止まり、しばらく眼下の水面を見渡していた。


実は私は高所×水面が一番苦手なのに、不思議と怖くは感じていない。
ただ、広い空間を眺めていた。



すると、


「ここからどうする?飛ぶか飛ばぬか?」


そう尋ねられたような気がした私は


「飛びます」と即答した。



虫の立派な羽があるんだもん、飛んでみるさ!
と意気込んだ私は、糸に掴まっていた手足を手放した。


飛ぶと決めたけど、飛び方なんてわからない。
本当に飛べるのかな?と思っていたけれど、虫のように自由に空を動き回ることに成功した。


「飛べたんだ!」
「怖くなかったんだ!」


嬉しくなった。


しばらくドームの中を蜻蛉のように蝶のように自由に飛び回っていた。


すると、天頂のフラワーオブライフの中心あたりで、真っ白い鳳凰がゆっくりと旋回し始めた。


鳳凰はいつ見ても優雅で美しい。


天頂のフラワーオブライフの虹色が、螺鈿に変わる。


螺鈿もまた最高に美しいなぁと思っていたら、天頂から螺鈿の花びらが静かに舞い降り始めた。


どこか白っぽくて、虹色の光を纏っている花びらたち。
鱗のようにも見える。


ひらひらと、角度を変えて舞い落ちてくる。


何が起きたのかと思いながらも、ただ美しい光景を見つめていた。


螺鈿の花びらは、ゆっくりそのまま静かに水の中に入っていき、水全体が一瞬虹色に光って花びらは消えた。



“書き換えた”



そんな言葉がしっくりときた。



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