《絵本レビュー》ねむたいひとたち
今年もやってきましたね、台風1号…
気圧に悩まされる私としては、来ないでいただきたい。ついでに梅雨入りも、夏本番もっ。
はぁ、日本人って凄いと思いませんか?
春夏秋冬あるんですから。趣はあっても、体は年々老いていきますからね。
いとおかしオホホホホじゃないですよ、まったくっ。
しかもこの時期、眠たくて眠たくてですね。
みなさんはどうです?わたしは今日も、まぶたのシャッターが降りかかってます。
そんな半目で本棚から選んだ一冊。今日は、THE眠りの絵本【ねむたいひとたち】のレビューをしようと思います。パチパチパチ。
〔作〕M.B.ゴフスタイン
〔絵〕谷川俊太郎
〔発行所〕あすなろ書房
〔初版〕2017年9月
〔価格〕800(税別)
〔ページ数〕32P
《ストーリーについて》
ねむりこびとは、眠れる場所さえあればどこでも眠れます。
いつでも、眠いのです。しかも、とっても眠い。
お父さんもお母さんも、子供たちも眠いのです。
食べても飲んでも眠いのです。
とにかく眠いのです。
周りのお月様も小鳥も…うとうと。
シンプルで温かみのある作風で知られているゴフスタイン初の和訳絵本です。リラックスする事の重要性や読者に安らぎを与えてくれるような物語です。
読めばきっと、眠りの世界へと誘われますよ。
《10コの視点》
【主なキャラクター】
・ねむりこびと一家
・お月様
・小鳥
【舞台】
・室内
【構成】
眠れる場所を探すねむりこびと一家
↓
古い部屋履きのなかで眠る
↓
あくびをしたり伸びたりニンマリしたり
↓
寝る前のお菓子とココアを食べ飲みする
↓
お母さんが子供たちに歌を歌ってあげる
↓
誰も彼もがグースー眠っていく
【文】
シンプルで読みやすく尚且つ詩的で、深い感情が引き出されるような文体。子供でも、大人でもわかりやすい短編。また、ポケットサイズなので、小さな子供でも持ちやすいと思う。(タテ126ミリ・ヨコ119ミリ)
【絵】
柔らかで温かみのあるタッチ。ゆるゆるの線と黒系でまとめて描かれている。とくにナイトキャップをかぶっている様子が小人らしくてカワイイ♡
【ハッピーエンド】
みんなで、スースーと眠りながらのハッピーエンド。
【表表紙・裏表紙】
カバー用紙も縦線のテクスチャーが何本も入っていて豪華だし、表紙も同じく厚めの用紙が使われているから、子供がカミカミしてもこれなら大丈夫。
【見返し】
淡いグリーン用紙。
【題字の文字】
ポケットサイズの題字は、可愛い♡
雰囲気がある書体、中央揃えで絵と同じようにしてレイアウトされている。
《読み聞かせをしてみて》
『こびとっているの?げたばこにー?(8)』
『こびとはいるやろ!しらないの?(10)』
『そんなことより、ママはマジでねむくなった(母)』
もう私は魔法にかけられたかのように睡眠薬を飲まされたかのように睡魔に襲われながら読み聞かせしました。夜の読み聞かせには、最適かもしれませんぞ。
《おしまいの言葉》
いやー眠かったですね。(こんな感想あるかいっ)
レビューの為に何回か目を通したんですが、眠い(笑)
わたしは、魔法にかけられましたよ。
ゴフスタイン恐るべしですよ!
だって物語の中で、寝る前には父さんからココアにクッキー、スナックを。母さんからは子守唄のプレゼントですよ最高すぎるでしょ。私も絵本の中に入り、そして子供達と一緒に寝たい。
まぁ、ふと思ったんですが眠れるって安心じゃないですか。安心できなかったら眠れないし…小さな幸せですよね。
食べることと同じくらい人間には大事なことですもんね。もうこんなことをうとうとしながらタップして書いてて…そろそろ、ねむりこびとの夢でも見そうです。
それでは、ナイトキャップをかぶっておやすみなさい..zzZ
☆彡ダメよ!まだ昼だよ!!のコボシより
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