《絵本レビュー》ふしぎなでまえ
こんばんわ!
毎日、朝公園で散歩してるんですが、最近アヒルとカルガモが仲違いしてるんですよね。
雄のカルガモが、アヒルを追い回して攻撃しているんです。あんなに仲良しだったのに。
羽をむしられてるんですよ。
あー、なんでだろ。
んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は、【ふしぎなでまえ】です。
作者は、かがくいひろしさん。
初版は、2008年1月です。
《ストーリーについて》
ものぐさ者のジャガイモのじゃがさんと、サツマイモのさつまさん。
ある日、出前を頼むことにしました。
ラーメンとカレーライス。
それから、お寿司に、天丼も。
早速、出前がきたと思いきや、空のお皿とどんぶりが...!?
じゃがさんと、さつまさんは、どうするのでしょうか?
不思議な出前に奮闘するも、懸命な2人の美味しい物語です。
《10コの好きなところ》
①表紙が、出前箱にラーメンとカレー寿司が入っている絵でとってもおいしそう。
②見返しも、おいしそうな料理の数々がフルカラーで描かれていて出前をとりたくなる。
③題字の文字は、クネクネ文字がレイアウトされていて不思議感が漂っている。
④絵も、皿や食べ物に目がついていたり、表情豊かでおもしろい。
⑤文は、グータラな2人が一生懸命に料理することになる理不尽さな流れがおもしろい。
⑥イラストのタッチが温かみがあって、料理が美味しそうにみえる。
⑦料理している2人が嫌々ながらから、不味いと言われ、悔しくなって本気で作り直しているところが素敵!
⑧からの、お皿やどんぶりが呪文を唱える流れとか最高!顔も言葉も最高!
⑨料理の大変さや、気持ちのこもったものをつくる素晴らしさを学ぶ2人が尊い。何事も、経験。
⑩最後は、寿司屋と天ぷら屋の出前が届いて....!?ハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7才・5才)は、
『じゅもんのところがおもしろかったよね?』
『からのどんぶりにさ、ひがブオオオオオってなったよね!』
『じゅもんしたらさ、まじょになるってことかなぁ』
って、言ってました。(笑)
わたしは、予想外な展開にドキドキワクワクしながら読み聞かせをしました。
読み進めるにつれて、だんだん機敏になる2人のことも好きになっていきました(笑)
《おしまいの言葉》
ものぐさ者って、めんどくさがり屋みたいな意味合いなんですが、この2人本当グータラしてるんですよね(笑)
ゴミ箱も溢れかえっていたり、キッチンも皿が積み上げられていたりで。
体も、ジャガイモとサツマイモなんでまるまるしてるんです。
そこから、ハチマキしめて料理を作ることになるという、すごいおもしろい物語なんですよ!!
なんかこう、こうでもしないと動かないとかヤル気につながらないとかありますよね。
時に、無理やり背中を押すことも押してもらうことも大事だなぁって思いました。
☆彡