《絵本レビュー》もうすぐおしょうがつ
こんばんわ!
皆さん、お過ごしでしょうか?
大晦日ですね。
いやぁ、この絵本レビューは今年の4月から始めて今日に至ります。
好きだからこそ、続いてるのかなと思いながら今日も指を走らせております(^^)
んさっ、2020年最後の日。
今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【もうすぐおしょうがつ】です。
作者は、西村繁男さんです。
初版は、1989年12月です。
《ストーリーについて》
犬のひろくんと、ゆうちゃんは、お正月休みにおじいさんとおばあさんのうちへ出かけます。
大掃除で、窓拭きや、障子紙を張り替えるのを手伝ったり。
お餅つきもペッタンペッタン、あんこを入れて丸めてみたり。
そして、いよいよ大晦日。
お正月用のモノを買い、お餅を備えて大忙しです。
そして、年越しそばを食べ、近くのお寺へ...。
今年の終わりを、賑やかに慌ただく書かれた物語です。
《10コの好きなところ》
①表紙が、慌ただしい正月飾りを購入している様子を描かれている絵で年末感を感じる。
②見返しのページも、門松を思わせるようなビビットな蛍光のグリーンがキレイ。
③題字の文字は、主人公のひろくんとゆうちゃんの手書きっぽくてカワイイ。
④絵も途中のページだ、漫画みたいな吹き出し形式になっているところが、それぞれのキャラクターがより引き立つ。
⑤文は、ひろくんとゆうちゃんの子どもらしい発言や行動がとても共感できるように書かれている。
⑥凄く細かく、建物やモノが描写されておりみているだけで楽しい気持ちになる。
⑦お正月の準備がこと細やかに書かれているので、小さい子にとっても読めば学びになると思う。
⑧人が集まり、協力してお正月の準備をすることって一つのコミュニケーションの取り方だと思う。
⑨お餅の湯気や花の散り具合、市場の混み具合がリアルに描かれている。
⑩最後は、除夜の鐘をききながらハッピーエンド!
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7才・5才)は、
『わたしたちも、おおそうじしたよね?てつだったもんね?』
『いぬとさ、ねことさ、たまにねずみとかうさぎもいるね♫』
『でも、いまはコロナだからミツになるもんね』
って、言ってました。
わたしは、自分の娘たちに正月までの過ごし方を教える一つのツールとして、この絵本で学んでもらうと思いながら読み聞かせしました。
《おしまいの言葉》
はぁ、もうあと数時間で2020年が終わりますね。
この絵本のように正月に向けて準備してきましたが、毎年毎年、実感がないのです。(笑)
紅白をみて、除夜の鐘をききながら2021年を静かに待ちたいと思います。
皆さま、良いお年をっ!
☆彡