《絵本レビュー》ピーナッちゃんとドーナッちゃん
こんばんは(^^)
猛暑が続いている中、皆さまお元気でしょうか?もー、辛すぎます。今日なんて熱中症になりかけました(ゴーン)一緒に気をつけましょうね!
話は変わるんですが、うちの地域では夏になると茹でたピーナッツ(略して、ゆでぴー)を食べる風習があります。
夏バテ気味でも、これだけは食べれるんですよね〜♡
というわけで、今宵はピーナッツが主役の絵本【ピーナッちゃんとドーナッちゃん】をレビューしたいと思います。
作者は、つつみあれいさん。
初版は、2001年5月です。
《ストーリーについて》
ピーナッちゃんは、ピーナッツの女の子。
今日は、ピーナッくんとデートの日です。
2人仲良く過ごしていたらゴキブリがあらわれてビックリした拍子に….!?
奇想天外な物語の展開と、個性豊かに登場するキャラクターたち(ドーナッちゃん・モンブラリン・ちっさいちゃん・)にワクワクさせてもらえる一冊です。
《10コの好きなところ》
①表紙は、ダブル主人公のピーナッちゃんとドーナッちゃんの仲睦まじい様子がたくさん描かれていて楽しい雰囲気が伝わる。
②見返しも、登場しているキャラクターの動きをストップモーションのように、たくさん描かれていて見応えがある!
③題字の文字が手書き風で、ほんわかしていて絵とマッチしているし読みやすい。
④絵は、さらりとシンプルで起こってる事は大変なんだけど、どこかシュールでおもしろく感じることができる。文とのバランスが絶妙。
⑤文はテンポよく読めるし、いろんな困難を淡々と奇想天外な流れで構成されていて面白い。
⑥シンプルな線に、色の付け方がとても丁寧で細かく可愛さを感じる。
⑦そして、平面に感じさせない奥行きのあるタッチが、読者の想像力を掻き立てる。
⑧食べ物に、動物に人間に登場し、それがあたかも普通のように感じさせられる物語。きちんと共存している!
⑨ここに登場しているキャラクターたちって、見方によっては、意地悪だったり単純明快だったりするんだけど、そこを感じさせないところが平和に感じる。
⑩最後は、サンドイッチを怪我したドーナッちゃんにつめて無理矢理のハッピーエンド!
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(8才・5才)は、
『えっ?ピーナッちゃんカラわれたやんっ!しゅじゅつなの?』
『モンブラリンってさ、ほんと、いじわるよねっ、きちんとあやまってよねっ』
『ちっさいちゃんってさ、こわいよね。ドーナッちゃん、かわいそうよ』
って、言ってました。
わたしは、このシュールで度肝を抜かれるような話の展開をこんなに平和な雰囲気に仕上げているところに感動しながら読み聞かせしました。
《おしまいの言葉》
登場するキャラクターたちのように、淡々と、人生の荒波を乗り越えられたらいいんですけどね。
もしくは、芸人みたいに失敗談をネタにするまでもっていくか(笑)
まぁ、わたしには芸人みたいな方があっているんだと思います。
この絵本も、わたしにはとても軽やかに、そしてたくましく荒波を乗り越えているように感じました(^^)
この夏、おすすめです!
波乗りしましょうねっ♪
☆彡
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