《絵本レビュー》どうぶつ勝負はっけよい！

2021年7月17日 22:37

こんばんは(^^)

今日は、飼っているキー君（ハムちゃん）に指を噛まれて出血しました。あいやー！

ほんとね、なんで餌あげという、良いことしてるのに噛まれなくちゃならないねんって怒りたくなりますよ。まぁ、可愛いから許すけども….

んさっ、今宵もやっていきましょう！
レビューする絵本は【どうぶつ勝負はっけよい！】です。

作者は、大橋慶子さん。
初版は、2020年10月です。

《ストーリーについて》

今日は、動物たちの相撲大会！
いろんな動物が集まってきました。

行司のパンダのすけのもと、相撲がとり行われます。

・【かば】かばのやまvsひぽぽふじ
・【なまけもの】なまけもりvsちよなまけ
・【くじゃく】はねにしきvsにじくじゃく
・【らいおん】くろたてがみvsきばのりき

他にも激しい取っ組み合い動物勝負！？

動物によって、勝利の仕方が違うところが面白い、迫力満点のしかけ絵本です。

《10コの好きなところ》

①表紙は、いかにも横綱のようなライオンが堂々と描かれていてワクワクする。

②見返しも、表紙の背景の色と統一されていて連動性がついてスムーズに物語に入っていける。

③題字の文字が、相撲の番付みたいな力強い手書きで絵と一体感がでている。

④絵は、動物の毛のディテールや色味が本物の色でリアルなんだけど、とっても可愛く見えるように描かれている。

⑤文は、動物によって何をもって勝ちか違うところがユニークな、表現で書かれているので小さい子どもが読んでも解りやすい。

⑥ 相撲をとる動物たちがまわしをしているところが可愛い。リアル！

⑦行司のパンダがもっている、軍配の代わりの葉っぱも可愛い。芸が細かい！

⑧くじゃくの羽が、とても美しく描かれていたので、それで闘うのかなと思いきや、まさかの鳴き声で闘うという衝撃の事実。

⑨ライオンなんて、闘わずして勝利が決まるなんて、逆に平和。

⑩最後は、ライオンの決まり手はロングヘアーでハッピーエンド！

《読み聞かせをしてみて》

娘たち（8才・5才）は、

『ライオンが、かったのがたのしかった♡』

『ライオンのたてがみがながいほうがかちだから、たたかわないところが、おもしろかった』

『なまけものってさ、かくれんぼしてるだけじゃん』

って、言ってました。（笑）

わたしは、闘いはもちろんのこと、観客も多いなぁって、盛り上がるなぁって思いながら読み聞かせしました。

《おしまいの言葉》

動物たちは弱肉強食な中で、こういう風に毎日戦っているのかもしれませんね。

どちらが強いかを示すところって人間社会の中でも日々おこなわれています。

時代は変わりつつありますが、私たち以外の動物たちの価値観も変わってきているんでしょうかね。

一度、聞けるもんなら聞いてみたいものです♫

☆彡

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