《絵本レビュー》だるまちゃんとやまんめちゃん
こんばんわ!
今日は長女(7)の授業参観でした。
〝できるようになったよ発表会〟だそうで、ピアニカの演奏や、歌を披露してくれました。
そして、この歌は今年卒業する6年生の卒業式用だったみたいで。(コロナで中止になったみたいです)
なかなか難しいことがたくさんだなぁって目の当たりにしましたね。
んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【だるまちゃんとやまんめちゃん】です。
作者は、加古里子さん。
初版は、2006年7月です。
《ストーリーについて》
だるまちゃんがボールを蹴って遊んでいると草の中へ落ちてなくしてしまいました。
さがしていると、ボールをもったやまんめちゃんが現れました。
やまんめちゃんのおばあちゃんがびょうきということで、だるまちゃんはお母さんからネーブルというみかんをもらってお見舞いに行くことにします。
さてさて、やまんばあちゃん(やまんば)の風邪は治るのでしょうか?
だるまちゃんとやまんめちゃんの自然がいっぱいワクワクハラハラな優しい物語です。
《10コの好きなところ》
①表紙が、だるまちゃんとやまんめちゃんが、自然のものを使って一緒に遊んでいる絵がとってもかわいい。
②見返しも、やまんめちゃんがとってた薬の草と、その説明文がたくさんかかれていて豆知識を得られるところ。
③題字の文字は、黒くて太い明朝体で、だるまちゃんとシリーズは、全部この書体で統一されているところ。
④絵も、自然を使った遊びや、食べ物。それから野生の動物がたくさん登場して描かれているところ。
⑤文は、恐いと思っていた、やまんばあちゃんがか弱く優しく表現されているところが素敵で、全然こわくないところ。
⑥このだるまちゃんシリーズの絵本は、全部横長のサイズで、奥行きや距離感がより伝わりやすくなっている。
⑦だるまちゃんのお母さんも、やまんめちゃんのことを疑うことなく、みかんを持たせてあげたところが、すごく優しいし母性を感じる。
⑧やまんばあちゃんと、やまんめちゃんが崖の上の大きな洞穴に住んでいるという事実。
⑨からの、だるまちゃんの危機に、やまんばあちゃんの一声で、山犬とフクロウ、コウモリ、ムササビが助けに行くところは爽快。
⑩最後は、やまんめちゃんから、美味しい山の食べ物をもらってハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7才・5才)は、
『やまんめちゃんってさぁ、オシャレだよね♡かんざしみたいなやつさしてるよ!』
『やまいぬってさぁ、おおかみのことぉ〜?』
『こんどさ、かぜひいたら、くすりのくさをさがしにいこうよ!』
って、言ってました。(笑)
わたしは、互いに偏見もなく固定概念もなく付き合っていっている2人の関係性。
そして自然と共存している姿が美しいなって思いながら読み聞かせをしました。
《おしまいの言葉》
加古先生の想いは、私たちも自然の一部で共存共生の自覚をということなんですよね。
わたしがいつも、朝散歩している公園は、いろんな動物が共存しているんですよね。
いつも、歩きながら美しいなぁとか自分も本当はこうなれたら良いなぁみたいな憧れがあるんです。
ほんと、憧れなんですよね。
人間だけ仲間はずれみたいに見える時があります。
人間のせいなのに(笑)
☆彡
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