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《絵本レビュー》おにぎりがしま

こんばんわ!

毎朝見ている公園にいるカルガモ達。
(通称:カルガモフィーバー)

今日は、寒かったんでしょうね。
クチバシを羽の中にうずめて寝てたんですよね。

でも、警戒して絶対私の方を見てるんです(笑)可愛くて、思わずオシリを激写しましたっ。

んさっ、今宵やっていきましょう!
レビューする絵本は【おにぎりがしま】です。

作者は、やぎたみこさん。
初版は、2012年6月です。


《ストーリーについて》

むかしむかしの話です。

ひとりぼっちのこたろうがお腹を空かせて歩いていると、小舟におにぎりがひとつ残っているのを見つけました。

そのおにぎりに、ピカーーーン!と小さなカミナリがおちてきて.....!?

おにぎりおにとこたろうの、おにぎりがくりだす、おにぎりがしまサクセスストーリーです。


《10コの好きなところ》

①表紙が、おにぎりから生まれた、おにぎりおにが描かれていて興味をひかれるし可愛い。

②見返しも、カミナリが落ちてくるような幾何学模様の雲が描かれていて、おにぎりおにを連想させる。

③題字の文字は、文字に動きがあるレイアウトで、ブラックの明朝体。子どものような印象が一体感を生み出してる。

④絵も、登場するキャラクターはシンプルだけど、背景や物はリアルに細かく描かれているところ。

⑤文は、むかしばなしっぽく縦書きで歌が入っていたり擬音語がはいっていたりで第三者の視点から書かれているところがわかりやすい。

⑥カミナリがおにぎりにおちてきて、小さなおにが生まれる構成がおもしろい!とても、顔が可愛いところも良い。

⑦おにぎりおにが、くりだす技に、こたろうが驚きっぱなしという流れも対比効果で互いがひきたつ。

⑧日本人がダイスキなおにぎりとオニをかけてくるセンス。

⑨〝ふぐおにぎり〟や〝さんごおにぎり〟といったイロイロなおにぎりが描かれているのも楽しい。

⑩最後は、おにぎりがしまが賑わってハッピーエンド!


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『うみぼうず!あっ、にんぎょ!かっぱもいるやん!』

『てんぐさん、やまんば??いろんなヨウカイいるやん!うちゅうじんも!おにぎりがしまスゴい!!!!』

『わたしは〝しそおにぎり〟がいい!だってえがかわいーもんっ♡』

って、言ってました。

わたしは、結末のページが個人的に好きでしたね。おにぎりがしまの住人と来客者の多さにワクワクじっくりとみてしまいました!


《おしまいの言葉》

こたろうは、おにぎりおにに、出逢って明らかに人生が変わったんだと思います。

そういう出逢いって、素敵ですよね。

一生のうちに、そういう出逢いとか奇跡とかあればいいなぁ。

些細な幸せもまた良し、貪欲な幸せもまた良し!なんでも幸せは良し!!

☆彡




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