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《絵本レビュー》だるまちゃんとかみなりちゃん

こんにちは、最近、名探偵コナン君の声に似ていると言われているので、近々お披露目を考えている江戸川コボシこと、コボナンです。

さぁ、今日もやっていきましょう!
ご紹介する絵本はコチラ《だるまちゃんとかみなりちゃん》です。シリーズ化されているロングセラー絵本ですね。

作と絵は、絵本好きな方なら知らない方はいないと思います、加古里子先生です。

前に《カラスのパンやさん》の絵本レビューもしておりますので、よかったら合わせてお読みくださいませ。

初版は1968年8月です。
この絵本を購入したきっかけは、娘たちが雷ブームだったからですね(笑)ピカチューもブームでした。

《ストーリーについて》

だるまちゃんが、外で遊ぼうと思ったら雨が降ってきました。なんで、傘をさしていたら空から浮き輪のようなものが落ちて木にひっかかりました。

と同時にかみなりちゃんも落ちてきて、泣きながら浮き輪をとってほしいというわけです。

あれやこれやと頑張るものの浮き輪はとれません。
そこへ、おおきな、かみなりどんがくもにのってお迎えにきて.....浮き輪をとって2人をくもにのせてどこかへ連れて行きます....どこへ?

《10コの好きなところ》

①登場人物の表情が豊か。

②加古先生特有の手足の指が丁寧に描かれている。

③1ページまるまる未来の整備された先進社会や生活状況が描かれてあるところに興奮する。

④雷の浮き輪やお土産、それから傘立てなどアイテムもこだわって描かれている。

⑤まるでマンガを読んでいるかのようにコマ割りの線はないけれど横長のサイズということもそういう意味なのか、1ページに3.4コマくらい展開しているような気がする。

⑥だるまちゃんは、日本のthe子どもっぽさがでているし、ケンケンパや縄跳びなどがでてくるページもかわいい。

⑦かみなりまち、いなずまどおりのページが圧巻で近未来感の発想がすごい。

⑧加古先生って、登場人物がいつも多いし、それぞれにきちんとストーリーがある。

⑨文と絵のギャップがある、文は淡々とナレーションしている。

⑩加古先生の解説のことばが最後のページにかいてある。いつも書いてあるところにグッとくる。

《読み聞かせをしてみて》

娘たちは、プールのページがお気に入りでしたね。
しれっと、だるまちゃんもかみなりちゃん達と打ち解けてプールに飛び込んでましたから(笑)

まぁ、このページでなぜかみなりちゃんが空から落ちてきたのかが解るんですけどね(^^)

これだけ、登場人物が多いと娘たちは集中して一人一人みたいみたいなので時間がかかって次のページに進ませてくれません。

ページをめくろうとすると、人差し指で文鎮のごとく絵本を押さえつけられめくれません。

《おしまいの言葉》

娘たちにとってみれば、作と絵を担当された加古先生の事はどーでもいいと思うんですよね。
でも、大人のわたしは、いちいち亡き加古先生への思いがあふれたり感動しながら読み聞かせをしてみたりと。

でも、それでいいんです。

いつも、絵本を創ってくださる作者の方に感謝感謝の雨嵐ですよっ。あっ、雷も(^^)

☆彡

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