《絵本レビュー》もりのおふとん
こんばんわっ!
今日は、東日本大震災から10年がたちました。
あの時、わたしは仕事中で揺れて揺れてですね、ヘルメットをかぶって5時間かけて家に帰りました。
思い出しますし、忘れることはないでしょう。
んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【もりのおふとん】です。
作者は、西村敏雄さん。
初版は、2018年12月です。
《ストーリーについて》
森の奥に大きな布団がありました。
ライオンがやってきて
ワニがやってきて
ブタの兄弟
動物が次から次へとやってきてお布団に入りました。
そこに、布団をズルズル引きずる動物が!?
お布団はどうなるのでしょうか?
動物たちのお布団好きが止まらない、みんなで仲良しな物語です。
《10コの好きなところ》
①表紙が、森の中に突如と大きなお布団が敷いてあって、そこにライオンが歩いているところが興味をそそる。
②子どもが持って一人でも読みやすい小さめサイズが素敵。
③題字が、土色のゴシック体で手書き風なところが優しくてあったかい気持ちになる。
④絵も、西村敏雄さんの独特のタッチで動物たちの表情もユニークだし、なんといっても布団の柄が和風というところも、グッとくる。
⑤文は、次々と布団の中に入っていく動物たちが共通して発する「いいきもち!」からの、ラスボス的な誰かが布団を引っ張る表現が面白い。
⑥まず、森の中に一枚の布団がある設定が素敵だし、多分掛け布団だけじゃないかな?とか読者の想像力を掻き立てられる。
⑦ からの、この絵本の中に登場してくる動物たちは皆仲良しで、弱肉強食の世界ではないことを証明してくれて、とても平和。
⑧だから、子どもたちが安心して読めたり聞けたりするとおもう。
⑨みんなで、パズルみたいにひしめき合って布団の中に収まるように寝ているところなんてとっても、キュート!
⑩最後は、ゾウさんの布団にみんなで眠ってハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7才・5才)は、
『もりのなかで、ねたらさー、きもちいいよねっきっと♡』
『ブタさんはね、はながおおきいから、いびきもすごいよ!ブーブーいうんじゃない?』
『わたしは、このなかだったらウサギちゃんがすきだけど、ママはどのどうぶつがすき?』
って、言ってました。(笑)
わたしも、こんな森の奥に和風柄の布団があったら寝てしまうだろうなぁ〜とか思いながら読み聞かせしました。
だって、とっても気持ちよさそうなんですもん。
《おしまいの言葉》
絵本の世界って、弱肉強食感が少ないようにみえます。
みんな仲良しなイメージで、助け合いとか譲り合いとかですね。
それは、まるで人間のようで(^^)
まぁ、こうなれたら願望はありますよね!
いつの時代も、人との関わりの中でしかいきていけませんからねっ。
☆彡
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