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《絵本レビュー》かぜビューン

こんばんわっ!

今日も、近くの公園は花見客でいっぱいでした。いつもより、賑わいをみせている公園がなんだか眩しかったですね。

んさっ、今宵もやっていきましょう。
レビューする絵本は【かぜビューン】です。

作者は、tupera tuperaさん。
初版は、2018年2月です。


《ストーリーについて》

風がビューンと吹きます。

鼻水がでている男の子。
綿毛を飛ばす女の子。
リーゼントを決めてる男の人。
大事な手紙を持っている女の人。
どっしりした銅像。
アイスを持った太った男の子。
ヒーローや、ライオンや、太陽。

風が、ビューンと吹いたら.....!?
いろんな人や物が突風に吹かれてる様子が、面白い仕掛け絵本です。


《10コの好きなところ》

①表紙に、風が吹いて帽子が飛んでいる子どもが描かれていて、楽しそうな雰囲気が伝わる。

②見返しも、青い用紙で風を彷彿させる。肌触りもザラザラしているところも良い。

③題字が、風が吹いているような勢いがある書体で表紙の絵とマッチしている。

④絵のタッチも、コラージュが可愛かったり、風が吹く前の〝静〟から、吹いた後の〝動〟の振り幅が大きくて面白い。

⑤文は、全ページ〝○○○○かぜビューン〟と同じ言葉が繰り返されているので、読みやすいしリズム感がある。

⑥用紙に厚みがあって、破れにくいので小さい子でも手にとってみれる。

⑦しかも、サイズも小さめというところも子どもたちとって、優しい。

⑧題字の書体を、本文の中にも引用していてより風の強さが伝わる。

⑨人間だけじゃなくて動物や自然まで登場するところがおもしろい。

⑩最後は、雲が風で吹き飛んで太陽が顔を出してハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『はなみずタレタレのおとこのこ、おもしろ〜い!』

『えっ?ライオンさんって、ねこだったの???たてがみ、ふっとんだよー(笑)』

『その、ふとっちょのおとこのこ、かぜがふくまえに、アイスをたべないから、かおにベチャってなっちゃったんだよ』

って、言ってました。

わたしは、やっぱり、しかけ絵本がダイスキですね。

あと、このポップなタッチと風に飛ばされている様子に笑いながら読み聞かせしました。


《おしまいの言葉》

なんか、ビフォーアフターの差が大きければ大きいほど、驚かされますよね(笑)

こちらの絵本がまさしくそうで、風に吹かれた後の振り幅の差がほんと面白かったです。

わたし、過去に平凡な普通の幸せが欲しいと思って2年間くらい普通になろうと頑張ってたことがありました。(ツッコミどころ満載)

でもですね、その人の人生のパターンってなんかあるような気がしてやめたんです(笑)

自分に合った人生なんでしょーよっ。

☆彡

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