《絵本レビュー》そらからきたこいし
こんばんわっ!
今日も、あっちこっちと用事を済ませ頭の中が忙しい日でした。
この、3.4.5月ってバタバタしちゃいます。
人もバタバタしているので、バタバタが襲ってくるような感覚で生きてます(笑)
んさっ、今宵もやっていきましょう。
レビューする絵本は【そらからきたこいし】です。
作者は、しおたにまみこさん。
初版は、2018年9月です。
《ストーリーについて》
ある夜のこと、女の子のハナが外を眺めていたら、光が通り過ぎて家の庭に落ちました。
その光は、小さな小石で浮かんでたのて、不思議に思ったハナは、図書館で調べました。
だけど、浮かぶ小石のことは書いてありません。その夜も、光がまた落ちて、浮かぶ小石を拾い集めて....
どうやら、パズルのようにくっついて!?
浮かぶ小石とハナの不思議な関係を描いた物語です。
《10コの好きなところ》
①表紙が、浮かぶ小石を拾うハナが描かれていて物語のはじまりを匂わせる絵が素敵。
②見返しにも、小石らが一つになって青く光るシーンを彷彿させるような青い用紙の色が絶妙。
③題字の文字が、小石みたいに青白く光っているようなデザインで、よく目立つ。
④絵も、木炭と鉛筆で丁寧に美しく描かれていて、特に子供のハナの手がリアルすぎて見惚れてしまった。
⑤文も、ハナの心情や浮かぶ小石の謎が段階ごとにシンプルに書かれていてわかりやすいので伝わりやすい。
⑥図書館で借りてきている、石の図鑑のオリジナル性が高いところが、おもしろい。
⑦夜空のページが、すごくリアルに描かれていてとても綺麗。
⑧パズルのピースを集めるかのように、小石を集めるハナの気持ちが手にとるようにわかる。それと対比するかのように、淡々とした表情が良い。
⑨ 青い石になったところを、唯一色を使って描かれているところが、このモノクロの物語に映える。
⑩最後は、ハナと石、お互いが遠くからみえてハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7才・5才)は、
『そらとぶいしって、いんせきのこと?おちたら、もえるの?』
『なんでさ、ハナちゃんはビックリしないの?こわくないのかなぁ』
『わたしたちもさ、このまえ100キンでビーズかったよね、そのイロのキラキラに、このいし、にてるよね♡』
って、言ってました。
この絵本は、読者の想像をかきたてる物語だなぁって思いながら読み聞かせしました。
《おしまいの言葉》
さぁ、青い石は何だったのか...謎を残したまま物語は終わってしまいました。
星になって、ハナちゃんを見守っているかのようにみえました。
こういうファンタジーな物語って、絵本だから伝わりやすいのかもしれません。
距離じゃなくて、速さじゃなくて。
想いの強さも大事なのかっ!?
☆彡
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