《絵本レビュー》みずうみ
こんばんわっ!
久しぶりに、YouTubeでゴスペラーズの歌を聴いてました。
いやぁ、好きだったんですよね♡
懐かしいなぁとか思いながら、今ならまたより深く理解できるような歌詞にも歌唱力にもグッと来ましたよ。
絶対、コロナ明けたらライブいくぞいっ。
んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【みずうみ】です。
作者は、しんよんひさん。
2019年9月発行されてます。
《ストーリーについて》
引っ越してきたばかりの女の子レミは、新しい友達を見つけるために家を出て丘に向かいました。
歩いていくと、真っ黒な湖があり声も聞こえた気がします。
そこで、家からタライを持ってきたレミは、湖を木じゃくでかき分けて、声の主ミレと出逢います。
同じ年頃の女の子ミレは足が、この湖にくっついて離れません。
それから毎日一緒に遊ぶことになるのですが、ある変化が起こり....
2人の不思議であたたかく、想像力が掻き立てられる物語です。
《10コの好きなところ》
①表紙は、黒い湖が描かれていて不思議で早くも意味深。
②しかも、花も丘もモノクロで描かれて統一されているところに何か意味があるんではないかと考えてしまう。
③題字の文字も、小さめで真ん中上部にレイアウトされていて書体も女性性を感じさせる。
④絵は、独特の世界観で女の子たちが単色で描かれてどんどん色が変化していくところが素敵。
⑤文も、〝レミ〟と〝ミレ〟という鏡文字になるような言葉がたくさんでてくるところがキーポイントになってくるんじゃないかなと予測できる。
⑥出逢いが、黒い湖というところが面白いし泣いて登場しているミレも良い。
⑦黒い湖が小さくなっていくにつれて、黒い花を明るい色に変化していく様も見どころ!
⑧レミは、欲しかった友達ができて、ミレは一緒に遊ぶことによって助けられて、素敵な関係性で、何かの力が働く!
⑨ミレの足とくっついている黒い湖がなくなったら、今度は雲の上に帰るというファンタジーな展開。(さびちー)
⑩最後は、さよならしたけれど湖の水面で会えてハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7才・5才)は、
『わぁ、このおんなのこたち、かわいー♡』
『なんでさ、くろいみずうみが、あしにくっついてんの?にげられないのぅ?』
『いいなぁ、わたしもそらとびたいなぁ〜』
って、言ってました。(笑)
この二人の出逢いがファンタジーでロマンチックで...私自身も幻想の中に入り込んだ感覚のまま読み聞かせしました。
《おしまいの言葉》
この二人、家が互いに遠すぎてなかなか会えなくなるわけなんですが。
晴れた日には、澄んだ湖の水面にミレがうつって、そういう意味で会えるんですよね。
はぁ、心がキュンキュンしますよ。
青春です!まぁ、〝レミ〟と〝ミレ〟の関係性も気になります。
もう一人の自分自身か。
スーパーご縁のある相手か。
神様か、時間軸(次元)を超えた何者か...
答えは、読み手の心の中にそれぞれあるんでしょうかねっ♪
☆彡
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