《絵本レビュー》ふってきました
こんばんわっ!
もうすぐ、ひな祭りですね。
私は昨日慌てて、雛人形だしました(笑)
ばーばから、『いまっ!!!?』って、つっこまれましたが、出したからいいでしょうっていう気持ちで生きてます。
....んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【ふってきました】です。
文は、もりしたいづみさん。
絵は、石井聖岳さん。
初版は、2007年1月です。
《ストーリーについて》
雨が降ってきそうな日に、つるこちゃんはお母さんにあげるお花を摘んでいました。
すると、そらから大きなワニが降ってきました。
どずずん!と落ちてお花はバラバラ。
そのあと、続々とゾウやライオンそれからしまうまとパンダも落ちてきて...!?
つるこちゃんの、お花摘みはどうなるのでしょうか。
まさかの結末に、みんなが拍手をするような物語です。
《10コの好きなところ》
①表紙が、亀を散歩させている、つるこちゃんとお花畑が描かれていて、物語の始まりがわかる。
②見返しは、自然の草花がたくさん描かれていて物語とマッチしている。
③題字の文字は、縦書きの明朝体でタイトル通り、ふってくるようなレイアウトが素敵。
④絵も、空から落ちてくる比較的大きな動物が大迫力で、つるこちゃんの大きさと対比しているところもおもしろい。
⑤文は、つるこちゃんお花摘み→動物空から降ってくる→お花がバラバラ→動物お詫びに手伝うの繰り返しな書き方がリズムがあるし楽しい。
⑥つるこちゃんが連れている、亀の紐の結び方がかわいい。甲羅の上で紐をちょうちょ結びにしているところ。
⑦からの、その亀も動物が落ちた衝動で甲羅の中に体を隠すところも可愛い。
⑧最初は、一頭ずつ降ってきたのが、最後には、三頭同時に降っとくるという流れが面白いし、飽きない。
⑨みんなでお花を摘んだ瞬間、つるこちゃんのお母さんが降ってきたところが最高!しかも、ゴーグルしてる!
⑩最後は、つるこちゃんがお母さんにお花を渡してハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7才・5才)は、
『そらから、ふってくるなんてすごいことだよ!』
『ぶつかったらあぶないよねぇ、カメちゃんつぶれちゃうよ?』
『おかあさんすごいねっ!シュタッてよ!かっこいい!』
って、言ってました。(笑)
いやぁ、最後まさかのつるこちゃんのお母さんが降ってくるなんてでしたね。
しかも、クルンとしてスタッと着地するんですよ?凄くないですか?
《おしまいの言葉》
お花摘みの途中、動物が降ってきて、せっかく摘んだ花がバラバラと散らばったらげんなりしますよね。
それを許す、つるこちゃん。
それから、お詫びに手伝う動物たちって、互いに優しいです。
そこに、かっこよくお母さんの登場なんて、出来すぎてますよ。
つくづく、絵本の優しい世界を垣間見ました。
優しい気持ちになりますよっ♫
☆彡
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