《絵本レビュー》わたしのわごむはわたさない
こんばんわっ!
今日の夕ご飯は、今年はじめての冷やし中華でした。春から始めてしまいました。
まだ、朝晩の寒暖差があるように感じます。
引き続き、体調管理気をつけたいところですね。
んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は、【わたしのわごむはわたさない】です。
作者は、ヨシタケシンスケさん。
初版は、2019年11月です。
《ストーリーについて》
ある日、女の子はゴミ箱の近くに落ちている輪ゴムを発見します!
お母さんに、もらって良いかどうか聞いて自分だけの輪ゴムになった女の子は感動します。
お風呂に一緒に入ったり、寝たり、大人になってからの使用方法を妄想したり、どんどん想像がふくらみます。
だけれども、輪ゴムがプツン...!?
輪ゴムを手に入れた、小さな女の子の想像力が爆発するアイデア満載の物語です。
《10コの好きなところ》
①表紙が、輪ゴムでポーズをとる女の子を、輪ゴムのフレームで囲んでいる絵がとっても楽しそう。期待値が上がる。
②本のサイズも小さめで、小さい子供でも手に持って読めるところ。
③題字の文字が、手書きのオリジナルフォントで絵とマッチしている。
④絵も、女の子の喜怒哀楽が可愛く描かれていて、動きや行動もとてもコミカルに描かれていて楽しい。
⑤文も、題字のフォントと同じ手書きで書かれていて、まるで女の子が書いたような言っているような雰囲気が伝わる。
⑥まず、ゴミ箱の近くに輪ゴムが落ちているところから始まる何気なさ感が素敵。こういう事よくある(笑)
⑦輪ゴムの使用例を、大人では考えられないくらいの想像力をはたらかせているところ。
⑧だって世界中の悪い人を、この輪ゴムで捕まえるという発想が素敵!
⑨そんな、いろんな活用方法を妄想している中で、輪ゴムがプツンと切れる時の話の切り替わりにワクワクしてしまう。
⑩最後は、切れた輪ゴムはそっちのけで、クリップに切り替えて、ハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7才・5才)は、
『クリップにしたの?わごむは、あきたの?(笑)』
『みてー、ママっ、このおんなのこ、わごむでイルカにのってる♫いいなぁ〜』
『さすがにさぁ、わごむでオシャレはできないよねぇ〜いろつきのわごむだったらいいんだけどなぁ』
って、言ってました。(笑)
わたしは、この女の子の想像力に度肝をぬかれました!
わたしが輪ゴムを拾っても、こんな風に思えないなぁ〜なんて思いながら読み聞かせしました。
《おしまいの言葉》
こんな、どこにでもある輪ゴムが〝わたしだけのもの〟なんて私は思えません。(笑)
子供って、遊びの天才なんだなぁってこの絵本を読んであらためてそう思いましたね。
子供を受け入れる、かつては子供だった大人の私。
そこに学びがあるんですよねぇ〜。
はぁ、深いなぁ〜。
☆彡
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