利他精神のパーセンテージが向上するフレームワーク
目的を突き詰める
「その費用対効果は?」
ビジネスパーソンであれば、上司なんかにこのようなことを言われたことがあるでしょう。
もちろん数字で表し易い案件もあれば、見えづらい案件もあります。
すぐに利益に繋がる案件もあれば、長期的観点の投資である場合もあります。
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「これこそが私の使命!」と言えるものをしっかりと持っていて、ものすごく熱意のある創業者だったら、すぐに効果が出ないとしても、その使命で世の中の役に立ち、多くの幸せを実現するための効果だったら多くの費用を投資するでしょう。
自分だけでなく、自分以外の様々な事象に良い影響を与える目的なので素晴らしい。
では、それ以外の立場の方はどうだろうか?
確かに、組織の利益や、投資した費用で恩恵を受けるお客様や取引先の役に立つ目的なので「費用対効果は?」なんて訊くわけですが、
①「自分が在任期間中が良い実績であること」
②「出世して、自分がいい思いをしたい」
③「費用投資失敗して責任とりたくない」
①~③が本音である割合はどのくらいだろうか?
もちろん、①~③を考えてはダメだという訳では無いです。
①~③の考えが大半を占めているようでは、様々な人を不幸にしてしまう人になり下がってしまうのです!
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・良い実績が欲しいから、お客様がどう思おうと、法律を違反しない範疇で売りさえすれば良い。
・異常なほど安くしたり、お客様のムリな要求を容認したり、後のことを考えずに自分の評価のために目先の利益を上げ続ける。
・自分より立場が下で結果が出てない人に対して、直接的、又は間接的な方法で非情なプレッシャーをかける。
・部下からの希望に満ちた長期的観点の案を、自分の保身のために却下して、全体的な可能性を狭める。
・自分の上司の案に納得がいかなくても、揉めて評価が下がるのが嫌なので受け入れて、不具合出たら部下のせいにする。
などなど、自分がいい思いしたいとばかり思うせいで、様々な相手を直接不幸にしたり、短期的な手法のせいで、様々な相手を間接的に不幸にしていることがわかります。
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こういう仕事上で利己的割合が高い人、かなり多くいると思います。
一般社員、中間管理職、社長、芸能人、官僚、政治家など、立場も多岐に渡ります。
しかも、自分の「出世欲」の強さという、社会性のない want to の臨場感が強いので、グイグイ自分の思いや要求を通してきます。
それで後任の方がどれだけ大変な状態になってしまおうと、数字でしか判断できない評価者に認められて出世してしまったり、
ムリな法案を足りない説明のまま可決させてしまったりなどという事態が現実となっているケースが多々あるのです。
「自分はビジネスパーソンとしての利己的割合がどのくらいか?」を振り返って考えて、気づく機会として頂きたいです。
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芯を立てるビジョン
利己的な出世欲の弊害を未然に防止するのにも、やはり社会性のあるwant toのゴール設定なのですが、組織の「洗脳」に注意しないとゴールを破壊される可能性があります。
「洗脳?何を大袈裟な」と思った方もいるでしょうが、組織の中に在籍していますし、組織の臨場感が高いので、組織側からすれば洗脳しやすいです。
その者に高い出世欲があれば尚更利用できます。
まず「社員研修」に注意してください!
「スパルタ研修」の場合は、「やる気ないんだったら帰れ!」みたいな恐怖込みの臨場感という手法で、否定され、強制させられ、最終的に優しく接して終了。
まさに洗脳の手法。
研修がスパルタの時点で、主体的な自分の価値観の声を聞いて、芯のあるビジョンを持ち、スパルタから心を一切閉じてください。
スパルタっぽくなくても、圧倒的な臨場感で、ずっと自分を否定され続ける→大きい声とか動作で何かの宣言させられる→優しく抱きしめられるなど、組織が「右」と言ったものを、自主的な思考が停止していることに気づかずに、さも自分が「右」と考え行動しているような従順な社員を量産する効果があります。
上記は、とても悪く書きましたが、実際は当社で活躍する有能な社員に成長してもらい、当社の発展に貢献していくように「君のためを思って」研修を開催してるはずです。
しかし結果として、当社の発展に貢献していく社員になり得ますが、それが自分のゴールと合致してる方法なのか?を見失う危険性と、自社以外の価値観を盲目にさせてしまうデメリットがあります。
社内での自分が関わる結果に一喜一憂して、人生の多くをそれに費やしている人も、自社以外の価値観が盲目になっていて、自己都合割合の高い仕事っぷりになっている可能性が高いです。
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「新リストラ時代」という言葉があります。
RPAなど、これまで人が行っていた作業を自動化する時代になったことで、時代の流れに柔軟に対応出来なくなってしまったのに人件費単価が高い社員に早期退職を募集したりする風潮が加速しております。
その企業が経営危機になったから人員を減らすというよりも、技術進歩による効率化で無駄になった対象者に、退職金を多めに支払ってでも居なくなってもらった方が、長期的に見て費用対効果があるという判断です。
浮いた人件費で、大企業だと株主なんかにとやかく言われやすいイノベーティブな「ゼロイチ」っぽい仕事も、「別働隊」的に外部組織に依頼することもやりやすくなるという費用対効果もあります。
「社内ニート」みたいな人なら、あからさまにクビにしづらい世の中だし、居られても困るからというのがちょっとただけわかる気もします。
しかし、たとえ自己都合割合が高くても、自社の発展に貢献するつもりで仕事していた人にとっては、「青天の霹靂」ばりの肩たたきになるためショックが大きいでしょう。
・社会性のあるwant toなゴールの設定
・組織の「洗脳」に自分を見失わない
あと一つ重要なことがあります。
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クローズドありきのオープン
これまでを振り返りましょう。
①利己的な出世や評価を求める割合が強く、様々な人を不幸にしないためにも、まずは自己都合割合を棚卸した上で気づき、社会性のあるwant toなゴール設定をする。
②自分のゴールが破壊されて見失うことがないように、「否定→強制→優しさ」の手法による、組織の洗脳(たとえ良かれと思ってやっていたとしても)に気をつけるために芯のあるビジョンに従ってブレない。
そしてこちら。
③技術革新など時代の変化により、「青天の霹靂」ばりの不遇な目にあわないためにも重要なのが、「①のゴールを現状の外側に設定する」ということです。
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その組織内での活躍、評価により社長になるというのは、実力だけでなかなかなれるものではないし、すごいことのように見えますが「理想的な現状」ということであり、現状の外ではありません。
いきなり肩書きを失った瞬間から「はっ?誰?」という影響力レベルに下がってしまいます。
「今までのやり方が正しいんだ」と、その組織のやり方のみで、ものすごい自己都合出世欲で登り詰めた社長であればあるほど上記が当てはまります。
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新時代のリーダーは、現状の外側にゴールを設定して躍進しております。
「自分の才能のかけあわせ」を生かしたコンテンツで、社内外から圧倒的な支持を受けて、名が知られる(誰しもが知ってる有名人みたいな、タレントばりの有名人だけとは限らない)ようになり発信力や影響力が強くなる。
この社外というオープンな場でも評価されているというのが、真の実力者の特徴です。
彼らは社内外の様々な角度から、自分のゴールに合う技術資産、人的資産をインプットしたりアウトプットしたりしてwant toで研鑽しています。
言語化できることが多く、アウトプットが魅力的でカリスマ的に惹かれる人も多いでしょう。
これなら「青天の霹靂」みたいなことが発生しても、どこからも引く手あまたですし、それでなくとも自分でビジネスモデルを創出できます。
現状の外側に設定したゴールによって、自分の可能性が無限に広がって、主体的なワクワクする人生を送ることでしょう。
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①社会性のあるwant toなゴールの設定
②組織の「洗脳」に自分を見失わない
③現状の外側にゴールを設定する
①を理解していれば、自己都合の仕事で相手を不幸にせず、奢り高ぶらずに仕事ができます。
②を理解していれば、他人の人生を生きることになりませんので、主体的な仕事ができます。
③を理解していれば、無限の可能性が広がり、圧倒的な実力でワクワクする仕事ができます。
一つの組織内だけで、「最速の出世コースを進んだ」とか「畏れ多い」みたいな人が、実はそれだけじゃあまり凄くないんだということが理解出来たでしょうか?
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もう世間の認知度もかなり高くなってきた「オンラインサロン」も、こういった人達が運営しております。
クローズドなコミュニティで、意識高い人達が集まっている可能性が高く、参加すると、ものすごく刺激になるでしょう。
是非参加するといいと思います。
しかしこれまでを参考に考えると、クローズドなコミュニティでインプットしている「だけ」では、それだけじゃあまり凄くないんだということになります。
そのインプットを自分の才能と掛け合わせて、魅力的なアウトプットとしてオープンな場所で発信することで無限の可能性を広げなければ、例えば急にオンラインサロン自体が運営を中止したら、路頭に迷うことになります。
クローズドな環境でも、オープンな環境でも、現状の外側にゴールを設定して、主体的に行動することが効果的であることが理解できたことでしょう。
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もちろん主体的に生きてて、うまくいかないこともありますが、ゴール達成までの経過の内ですので、エフィカシー高くワクワクして乗り切るパフォーマンスを発揮してください。
自分の都合が傲慢すぎて、人を不幸にしたくないし、無限の可能性に気づかずに、自分に蓋をして他人の人生を歩みたくない。
「仕事あるある」からのコーチングのお話でしたが、自己都合満載で仕事すると、不正の温床になるからヤメてね!
不正 ダメ絶対!
three S coachingブログより転載
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