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ドバイ①世界一がいっぱい 中心部編
ひょんな事から、ドバイに行ってみようという話が持ち上がった。
周りの人に聞いてみたが、ドバイを訪れた事がある人はそれほど多くなく、飛行機乗換の機会を使い、数日滞在したという話が多かった。
旅行ガイドを見ても、3日もあれば充分だというのだが、私達はここに10泊する予定を立ててしまった。
去年分の有給休暇を使い切らないといけなかった事や、寒いドイツから出て暖かい場所でのんびりしてみたかったからだ。
中東の国を訪れる事は初めてで、警戒心が無かった訳ではないが、行ってみるとその良さにすっかり心を奪われた。
アラブ首長国連邦7カ国のうちの一つ、ドバイ首長国。
言わずと知れた石油産出国で、超高層ビルが建ち並ぶイメージが湧く。
しかし、ドバイ沖で石油が発見されたのは1966年で、それまでは砂漠の貧しい漁村でしかなかったそう。
石油埋蔵量は多くない事が分かっていたため、首相は石油で得たお金を国インフラ整備に充て、国の発展の基礎を作ったそうだ。
ド派手で、オイルマネーがジャバジャバしているイメージだったのだが、意外にも堅実な経済計画のもとに発展したとは少々驚いた。
そして空港を造ることで、今は世界最大規模のハブ空港として発展した。
ブルジュ・ハリファ
いまや、ドバイのシンボルとも言えるこの建物。
2010年にオープンした828mの高さの超高層建築物は、世界一の高さ。
ハリファの塔という意味の建物は、アラブ首長国連邦首相の名前から取られたもの。
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私は超高層ビルに行く時には、日没と決めている。
太陽が沈んでいくのを見て、街がゆっくりと夜の顔に変わる瞬間を見るのが好き。
せっかくなので、148階のラウンジまで行ってみることにした。
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ラウンジでは、オレンジジュースとコーヒー、お菓子が提供された。
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ギネス認定証
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真下に見える高層ビル群。
しかし、建物から少し離れた場所は、手付かずの砂漠地帯が残っている。
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沿岸部に落ちていく夕陽。
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124階、125階にも滞在でき、124階部分はガラス張り。
下の階の方が、真下で開かれている噴水ショーや、ビルのイルミネーションが間近に見えるので大迫力だ。
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ドバイ噴水
ブルジュ・ハリファの前にある大きな噴水。
日中と夜の30分置きにショーが繰り広げられる。
この噴水も、世界一の規模だそう。
滞在中、合計で6回のショーを見たのだが、様々な音楽とライトアップで、どの回もとても楽しめた。
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ドバイモール
このドバイモールは、サッカー場200面に相当する広さ。
この中にはショッピングだけでなく、フードコートやアイスホッケー場、滝、そして水族館まである。
こちらも、世界最大のショッピングモールだそう。
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宝石屋さんの展示には、ギネス記録のギターやトイレも。
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チャイナタウンまである。
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今ドイツでは、ドバイチョコが爆発的な人気なのだが、このモールの中にあるPatchiチョコレートは、王族御用達のお店だそうだ。
記念に、金の延べ棒チョコを買ってみた。
Fexがオリジナルのドバイチョコらしいのだが、至る所で同じような板チョコが手に入る。
スーパーマーケットの2倍以上の値段で、モールやお土産屋さんに並んでいた。
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ドバイ水族館
このドバイモール内にあるドバイ水族館は、巨大な水槽が目玉となっていて、その大きさがギネス記録に登録されたそう。
買い物しながらこの巨大水槽を見ることができるなんて、驚くばかり。
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人魚のショーもあった。
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一番驚いたのは、巨大すぎるワニ。
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ドバイフレーム
額縁型の展望台で、こちらもギネス登録されているそう。
こちらにも入場する予定にしていたが、ドバイに到着してから冷房が強すぎる環境で、気温差のせいか風邪気味になってしまったので、外から眺めるだけにしておいた。
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未来博物館
2022年に完成したばかりの博物館。
その建物の形が独特で、とても印象的だ。
未来の世界を体験できるミュージアム。
夜のイルミネーションが綺麗すぎる。
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ロボット犬がお出迎え。
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見学ルートに沿って歩くと、デッキに誘導される。
この不思議な円形のちょうど真ん中に立っていることが分かる。
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他にも、世界一の高層ホテル、ゲヴォラホテルや、世界一の迷路などもある。
友達は、エッジウォークや、ビルの外側に突き出るように造られた透明の滑り台にもチャレンジしていた。
高いところがそれほど得意でない私は、スルーしておいた。
こちらは、宿泊したホテルThe Tower Plaza Hotelから見た景色。
64階建のビルは、近隣のビルの中でも少し大きい部類かもしれない。
ドバイはホテル数が多くて本当に悩んだのだが、ここから高層ビル群と海が両方見える事、メトロ駅に近い事でこちらを選択した。
高層ビル ブルジュ ハリファや、沿岸部の超高級ホテル ブルジュ アル アラブが見える。
初日に到着したばかりに見たこの景色が、一番印象的で忘れられない。
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高層ビルを眺めながらバスタイムを楽しめるのが、一番気に入ったポイントだった。
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インフィニティプールで泳ぎながら、夕陽が静かに沈んでいくのを見るのも楽しい。
気温は平均27〜30度くらいだったが、プールは温水だったので、朝も夜も問題なく泳げた。
真夏には50度近くにもなり、湿度も高くなるようなので、今が一番過ごしやすい時期だそうだ。
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ドバイは東西に渡りメトロが走っているのだが、何とこれが自動走行だというから驚く。
ドバイ中心部を観光してみて思ったのは、街全体が、まるで一つの大きな遊園地のようだということ。
あちこちにアトラクションがあり、それぞれを楽しむも良し、遊園地の雰囲気そのままを楽しむのも良し。
とにかく異次元の世界だという事に変わりない。
こんなに大きな街なのに、中央部には地番というものがないのには驚いた。
道の名前だけしかなく、しかもかなり長い道もあるのだから、どのようにして管理をしているのか全く理解できない。
蛇足だが、私達が宿泊したホテルをGoogleマップの日本語サイトで見ると、別のホテルとして登録されていた。
たしかにそのホテルは近くにあるものなので、本当にややこしい。
たまたまマップと同時にbooking.comを開いていたため、場所が少し違う事に気付いた。
念のためドイツのGoogleマップを見てみたところ、正しい情報として登録されていた。
他にも、Googleマップがそれほど正確ではない場所が数箇所あった。
新しい建物が次々に建設されているため、マップの更新が間に合わないのだろうか。
次は、沿岸部編に続く。