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パッケージは、感情を揺さぶることが出来るのか。
広告、映画、プレゼンテーション…..、そして商品パッケージ。
すべての最終目的は、相手の感情を揺さぶることができるのかどうか。決して、相手に説明や理解をさせることではない。
例えば広告、日本のCMだと有名タレントや俳優が出てきて、商品やブランドを連呼する。みたいなものがよくある。
知ってる顔が出てくると、確かに印象には残る。
知ってもらう、覚えてもらうという意味では、一定の効果があるだろう。
しかし、海外のCMだとまた違った様相になる。
もちろん全てではないけど、日本ではみられないものがある。
これはタイ、TRUE MOVE社(携帯電話関連会社)の感動的なCM。
日本でもネット上で話題になったので、観たことがある人も多いと思う。商品などは一切登場することなく、最後に会社名が映し出されるだけ。
CMというより短編映画のようなストーリーと、すごく作り込まれた映像。はじめて観たときは、衝撃というか感動ものだった。
約3分の長尺CMで、日本の地上波やBSでは放映するのは無理かもしれない。それは置いておくとしても、まさに感情を揺さぶられる。
広告CMって本来はこういう映像なら、感情を揺さぶられて、消費者に深く印象に残るブランドになるんだろうね。
商品パッケージ、化粧箱も同じかもしれない。
派手さや豪華さはなくていい。
静かに、人の感情を揺さぶるものにしていきたい。
そう感じる、今日このごろ。
貼り箱の企画・製造 村上紙器工業所
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