SDGs、持続可能な紙を使ったパッケージ/貼り箱
先日、平和紙業ペーパーボイス大阪の「紙と取り組むSDGs展」を見てきました。
環境のやさしい、配慮された素材として紙が注目されていますが、間伐材を使った紙や森林認証紙などが目を引いてました。
私たちがつくる貼り箱は、中芯のボール紙がほぼ再生紙ですし、貼る紙も古紙を含んでいるものが多いです。中には、ケナフ(アオイ科の一年草)紙などの非木材紙などもあります。
そして貼り箱に使う接着剤は、ニカワ(膠)を使っています。
接着剤としてのニカワは、世界中の貼り箱製造に使われていて、簡単にいうと工業用ゼラチンです。
ニカワは、動物(主に牛や豚)の皮膚や骨などに含まれるコラーゲン(ゼラチン)を主成分とした接着剤です。
その中でも純度の高いものは食品や医薬品などに使われますが、純度の低いもの(飲食などには適さない)は接着剤として使用されます。
そういう意味では、昔から環境にやさしく配慮されたパッケージです。また、素敵なパッケージは、商品を取り出したあとでも捨てずに使っていただける場合が多いという特徴があります。
手元に置いておきたいと思えるパッケージは、二次利用としても使えますし、ブランドと顧客の大切なコミュニケーションとなります。
パッケージ/貼り箱の力で、ブランド・コミュニケーションをデザインします。
村上紙器工業所 https://www.hakoya.biz/
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