『世界一やさしい「才能」の見つけ方 一生ものの自信が手に入る自己理解メソッド』を読んでの感想。
もし、「あなたの才能ってなんですか?」と質問されたらどのように答えますか?
著者は学生時代にアルバイトを2ヶ月でクビになったことで自信を失い、
その後、自分にできることを見つけるために、才能の研究をはじめ、本を読み漁り、10年かけて才能の見つけ方を整理したそうです。
この本は、そんな経験をした著者が「才能を見つける技術」を教えてくれる本です。そしてそれを3つのステップにまとめてくれています。また、「才能マップ」を作るというワークについても紹介されています。
著者に言わせると、そもそも多くの人が才能の定義を間違っているそうで、
正しい才能の定義とは、自分が「つい、やってしまうこと」「自然とやっていること」だそうです。
才能を役立つ強みに変える2つの公式
公式1:「短所←才能→長所」 ー 才能は長所にも短所にもなる
公式2:「才能×スキル・知識 = 強み」ー 強みとは成果を生む能力のこと。
「才能」をあなただけの「強み」に育てる3つのステップ
STEP1. 才能を見つける
STEP2. 才能を活かす
STEP3. 才能を育てる
STEP1
才能を見つけて自信を持つまでの手順
3つの技術で才能を見つける(5つの質問に答える、1000リストから選ぶ、3つの切り口で他人に聞く)
見つけた才能を整理して「才能マップ」を作る
STEP 2
才能を活かす技術 2つ
クラフト法・・目の前の仕事に「才能を活かす工夫」をすることで、自分の天職に変えてしまう技術
環境移動法・・長所が輝く環境を再現性をもって手に入れる技術
短所をカバーする技術 3つ
手放し法・・自分らしくないことを全部削って自由になる技術
仕組み法・・目覚まし時計のように短所のカバーを自動化する技術
人頼り法・・ラクになりながら社会貢献もできる一石二鳥の技術
STEP 3
「才能」を「強み」に育てるための4つの技術
ロールモデルを見つける
他人にアドバイスを求める
4タイプの「スキル分類」から選ぶ
「好きなこと」を探求する
<読書メモ>
「才能」に関して間違った考えを多くの人が持っている
才能は誰もが持っているもの
「才能」を見つけることで、職種も業界もまたいでのキャリアチェンジが可能になる。
「憧れ」とは、「本来の自分から離れている」状態とも言える。
憧れが才能を殺し、諦めが才能を活かす
目をむけるべきは、「他人の成功話」ではなく、「自分の過去の実体験」
才能は動詞(慎重に進める、情報を集める、人と人をつなぐ、人の気持ちを考える)
才能が長所になるか短所になるかを分ける、最も大きなポイントは「環境」
あなたは不適合者ではない。今いる環境に不適合なだけ。
まず自分の「才能」を知って、マッチした「スキル」を身につける。これが最短ルート
「だからこそ」で、短所は長所に一変する
がんばってないのに褒められた→才能
「人並みの才能」も組み合わせれば「突き抜けた才能」に変わる
「頼んでごめんね」から「やってくれてありがとう」へ
「我慢は不要」だが「忍耐は必要」
忍耐の先にブレイクスルーがやってくる
「お金」とは「ありがとう」という気持ちが形を変えたもの
得意なことで「職種」が決まり、好きなことで「業界」が決まる
うまくいかない時にやるべきことは、「もっとがんばること」ではなく、「やり方を変えること」
<感想>
自分の才能とは、自分の中ではすごく当たり前だと思っている事の中に落ちていて、それが凄いだなんて1ミリも思ってない所に隠れているのだと知りました。
私も職場で「言ってた通りになりましたね!」と言われる事が多いですが、
ずっと心の中では「え、だって見てたら分かるじゃん!」としか思っていませんでした。
同僚やパートナーから、何度も同じような言葉をもらった事で、
「そうか、自分は他の人よりも物事を観察・分析してるのか。」という事に最近、やっと気が付きました。
みなさんも外側に探しにいくのではなく、ぜひ一度、自分の内側へ
自分の才能を探しに行ってみてはいかがでしょうか。
もし、見つけ方が分からない・・という方は、ぜひ著者の提案されているワークに取り組んでみて下さい、