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#3 猫と否定された脳のはたらき
ぼくたちは夜行性。周囲が寝ている間に退屈しちゃう。
夜になると元気になるけれど、周りが寝ていて誰も遊んでくれない。
朝は短く、夜は長ければいいのに。
1. 否定された時に感じる「■■■」
「ごめんね、それはちょっと賛成できないや」
「うーん、なしかな」
「ごめんさない、それはできないんです」
どんなやんわりした言葉であっても
断れたときの精神的負担が気になる・・・
今日はその「■■■」に向き合いと思うにゃ。
2. 猫の体験談 〜塩もらっていいかにゃ?〜
ぼくは脳の研究のために、またたび(普段の感覚が研ぎ澄まされる薬、人は抗活性剤とよぶ)を服用することがあるにゃ。これをつかっている間に、感じたことや気の変化を記事に起こしているにゃ。
このまえ、ソースが推奨されている定食を頼んだときに、ぼくは塩味のほうが好きなので、ダメ元で
「塩をついかでもらえませんかにゃ?」とお願いをしたら
「ごめんなさい、塩は出せません」とお断りされたにゃ〜
にゃんと驚いたことに、たかだか塩を出してもらえなかっただけなのに脳に痛みのような気分が冷めるような感覚が走ったにゃ・・・。
3. 脳科学で示唆された脳の動き
社会的拒絶と脳の反応
Does Rejection Hurt? An FMRI Study of Social Exclusion
概要: この研究では、社会的な拒絶が身体的な痛みと同様の脳領域(前帯状皮質や島皮質)を活性化することを示しています。これにより、否定や拒絶が実際に「痛み」として脳に認識される可能性が示唆されています。
認知的不協和と脳の活動
Neural activity predicts attitude change in cognitive dissonance
概要: 認知的不協和が生じたときの脳活動を調査し、特に前帯状皮質と腹内側前頭前皮質が活性化することを示しています。これらの領域は、矛盾する情報を処理し、態度の変化を促進する役割を果たします。
かんたんにいうと、
自分=みんなといるときの自分 だから
誰かに否定されると痛みを感じる、脳は自分が傷つかないよう
「認知的不協和」=「ぼく最初からそんな気じゃなかったし!」
と態度を変化させるはたらきを持つということにゃ。
まとめ
ぼくたち獣人族も人間たちの脳も、
無意識に自分を「社会的な一員」として自己認識しているにゃ。
だから誰かに否定、断れると認知的不協和という
気持ちを変化させる脳のはたらきが発生される。
そのはたらきによって、
最初の気持ちが冷めてしまったり、相手に対してネガティブな感情を持つ可能性が出てきてしまう「■■■」ノイズが発生するにゃ。
ぼくたちはオトナだから、
その変わってしまった気分がホントの気持ちなんじゃなくて
ぼくの脳が勝手に自分を守ろうとしているんだにゃ〜 と
のんびり構えてあげるのがいいことにゃ。