1/100 MGボール(バンダイ)#2
現在製作中のキットは
バンダイ 1/100 MG ボール Ver.Ka
(BANDAI 1/100 scale Master Grade mobile pod "BALL")
お手付き在庫から発掘してきたこのキットの完成を目指します。
今回から作業開始。
挟み込み忘れの対応
腕パーツはこれでもかというくらい挟み込みが連続する構成です。
可動部分はすべてABSパーツの挟み込みのうえ、金属シャフトやらリード線やらゴムやらといった異素材パーツもほとんどが腕に来ます。
この部分(D6,D7)の金属シャフトを挟み込んでいませんでした。
ABS用接着剤は使ってないはずなのですが、接着剤をつけた跡があって合わせたパーツが外れません。
瞬着かなんか使ったかな…?記憶にございません。
無理やりはがしたり、穴をあけてシャフトを通してから改めてふさぐなどの加工は、普通のPS(スチロール樹脂)みたいに気軽に修復できない懸念があります。
なので、左側の穴の奥で突き当たる位置にあるダボピンを削り取り、金属シャフトをさらに穴の奥まで通してから右にスライドさせる(文字で書くと非常にわかりにくい)後ハメ式にしてみます。
デザインナイフやドリルなどを使うのですが、形状の都合上まっすぐドリルは通りませんし、裏側も穴から刃物を通すのでほぼあてずっぽうでガリガリと中のダボピンを削っていきます。
結構大変で、ずっとやっていたわけではありませんがこれだけで半日くらいはかかりました…。
なんとかシャフトが入るところまで削りました。
極小ノミなんかがあればいくらか楽かも。
反対側
幸い左腕側(D4,D5)はパーツがランナーについたまま。
金属シャフトを説明書通りに先に挟み込んでもいいのですが、塗装の都合もあるので後ハメにします。
上でやったのと同じことなのですが、先にダボピンを削ってしまえば楽です。
赤丸部分の中を削り取りました。
この部分がなければ金属シャフトを後から押し込めます。
なお、ピンを残さずがっつり削らないとつっかえてシャフトが入りませんので思い切りよく行きましょう。
腕の付け根
さらに、この腕パーツの付け根(D9)も金属シャフトと同時に挟み込む構成です。
ここも軟質のゴムパーツ(F5)があったりして塗装の邪魔ですので後ハメにします。片側は既にやってありました。
上の棒状のパーツ(D9)の先端を穴の部分でカットします。
上が元のパーツ、下がカットしたものです。
さらに外側のパーツ(D6,D7)の両面の内側に2個並んでるピンのうち、手前側の1つ(〇印)をカットして差し込み時の障害にならないようにします。
これで後から差し込めるようになります。
(D9)の先はすこし浅めに切ると後ハメでパチっと固定されますし、半分くらいにすると抜き差しが楽になります。お好みで。
表面処理
極力合わせ目が出ないような構成のキットなのですが、その分パーティングラインやうっすらとしたひけ・うねりが案外ありますのでやすりで面を整えていきます。
目立つのは腕パーツと主砲の弾倉なんかですね。
これもそこそこ手間です。
だいたいの表面処理が終わったら塗装に着手します。
続きます~。