FM1/72紅の豚サボイアS.21F#4(完)~完成&レビュー
現在製作中のキットです。
ファインモールド 1/72 紅の豚サボイア S.21F "後期型"
(Finemolds 1/72 scale SAVOIA S.21F)
前回の記事はこちら
ギブバース!
エンジン、翼、本体を接着してついに完成!
台座と台車は塗装してませんがこれで終わり。
台座の塗装は指定が無いのでどんな色がいいか決めかねますね。
普段ツヤありでプラモを仕上げることがないのでちょっと戸惑ったのが躓きの始まりでした。
スケールモデル寄りにしようかとか、キャラクターモデルとして割り切るかとか迷って迷走してしまってむむむ…となってしまいました。
なにがむむむだ!と誰かに怒られそうなので(誰?)
・現状できてる部分は生かす
・ポルコとフィオはちゃんと乗せてキャラクターモデルとして完成させる
という方針でまずはフィニッシュを目指しました。
基本色は指定通り水性ホビーカラーのモンザレッド
舵面などは質感を変えてタミヤアクリルのフラットレッド
底面はデカールを使わず塗装で仕上げました。
全面筆塗りです。
筆目がめちゃ出ています。ツヤ有りの筆塗りは難しい。
エンジン部分は最初の頃に作ったので気合が入ってます。
モールドの掘り込みや排気管パイプのフチを薄く加工したり。
プロペラも木目ニス仕上げを意識しています。
フィオの座席、プロペラの回転範囲のすぐ後ろでめちゃ危険ですね…。
考証?
説明書では「スピナーは磨きこまれたアルミ地肌」とのことで銀色指定なのですが、箱絵や劇中ではクリームイエローみたいな色なので劇中に寄せました。
箱絵だと翼下フロートに張線があるのですが、これもこだわってると終わらないのでやりませんでした。
腕に覚えのある方は張ってみるとよりリアリティが増すと思います。
レビュー
1/72ということで手のひらサイズの可愛いキットです。
基本的にはパーツの合いも良く、組み立てやすいキットだと思います。
特に本体・翼・エンジンの接続は細い支柱だけなのですが、ここが一体成型なので角度などに神経を使わずともピタッと合います。
一方、前回の記事でも書きましたが、操縦席周りの小さい部品はのりしろも小さく接着に難儀しました。ポルコやフィオの塗装も大変です。
難しい場合は割り切って省略するという選択肢もありかもしれません。
”特別付録”と銘打って、「もしもイタリア軍にサボイアS.21Fが採用されたら…」というIF設定の塗装図とイタリア軍風のデカールがついています。
…が、このIF設定で完成させている方を見たことがありません。
このキットはポルコの飛行艇を作りたいと思って買う人がほとんどだと思うので、わざわざイタリア軍機にしないですよねぇ。
なんというかメーカー側(宮崎駿氏も?)のオタクにありがちな悪ノリを感じてしまいました。(※誉め言葉です)
シリーズ製品
紅の豚シリーズは今回の後期型(ポルコ立像付き)の他にも
1/72 サボイア前期型
1/72 原作漫画(飛行艇時代)版(フィオ立像付き)
1/72 カーチス機
さらにひとまわり大きい
1/48 サボイア前期型(内部再現)(ポルコ立像付き)
1/48 サボイア後期型(内部再現)(ジーナ立像付き)
1/48 カーチス機(カーチス立像付き)
と各種出ていますので揃えて並べてみたりしても楽しいと思います。
立像は1/72のキットにはついていないものがありますのでご注意を。
↓ついてるものはこちら
以上、購入から足掛けおよそ15年かかってようやく紅の豚サボイアが完成しました。
お読みいただきありがとうございました。