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まずは、あなたのカップをいっぱいに。そんな諺を知った日に考えたこと。

「まずはあなたのココロのカップをいっぱいに。
そうすれば、自然とこどものカップも満たせる。」
そんな諺(ことわざ)がアメリカにはあるそうです。

そのことを知ったのは、美容院で髪を切ってもらっている間のこと。
パラパラめくっていた雑誌の1ページ、芸能人の方がご自身の子育てを振り返っているコラムの中で綴られていました。

30代〜40代の子育て世代の女性をターゲットにしているという雑誌。
ファッション雑誌を買うことも、見ることも、めっきりなくなって数年。久々に見てみると、なんだか、とっても「うん。うん。」ってことが多かった。雑誌ってキラキラしてて、みんなが憧れるような女性や母親像を見ているイメージでしたが、久々に読んだら「リアル」な姿が描かれていて。コラムには、モデルの方や、一般の方の悩みや生い立ち、子育てにまつわるエピソードも綴られていて、なんか、読みながら、安心しました。みんな、ある面では不安を抱えているんだな、みんなで、がんばろう(わたしも)。そんな気持ち。

数年前の自分。ためこんでいたなあ

わたし自身の子育てをふりかえると(まだ子育て真っ最中なんだけど)。
知らない間にたくさんの不安をためこんでました。続くワンオペ、睡眠不足、度々の乳腺炎、子どもがどうして泣いてるのかわかんない。小さい子どもを連れて外に行くのって、こんなに荷物がいるんだ!そんなことの全部が、はじめてだらけで、変化についていけなくって。

引っ越して間もなく、知り合いがいないことに加え、人見知りする性格でなかなか友人といえる存在ができず孤独感を感じたり。自然と、行く場所も、食べるものも、着る服も、生活のすべてが子ども中心になっていた。(この経験から、日々の習慣や積み重ねは、精神面への影響力が高いと知りました!)
加えて、「子育ては家族でするべき」「小さいうちの生活リズムが大切」「子どもは外で遊んだほうがいい」「お母さんはまず子どものことをするべき」「●●の年齢になると●●ができる」。ヒトに言われたことも、言われてないことも。一般論や周りの目が過剰に気になり、まったく「自分がしたいこと」がわからなくなっていた。
今は、あのときは相当参ってたとわかるんだけど、渦中にいるときって「参っている」ことに気がついてもいなかった。

パートナーに八つ当たりして、自分が自分じゃない気がして涙が止まらなかったり。子どもとの接し方もわからなくなってきて、ココロのカップは空っぽだったなあ。

「自分の軸」にもどるのは、小さなことの積み重ね

そこから数年。いま、ココロのカップは満たされてます。空っぽの状態から抜け出すのは、私の場合は、小さなことの積み重ねでした。
「自分は何がしたい?」わからないながらに、「授乳中だけど、カフェオレがのみたいから飲んじゃおう」「ゆっくりしたいから、昼寝しよう」とか。ほんと、日常生活のちょっとしたことから「自分はなにがしたい?なにが好き?」を思い出していく。感じたことに、ピッタリ行動をあわせていく。

感情の波があるので、揺り戻しがきたら、パートナーに相談して、解決策を一緒に考えてもらって。たとえば、わたしは「ごはんは手作りすべき」って思ってたんだけど、「しんどい日は外食したらいいやん!」って言ってもらって、楽していいんだってことを体験しながら知っていったり。

キャパオーバーで一般論に合わせてしんどくなるより、楽をして、いろんなヒトに「助けて〜!」て言えて、助けてもらって。自分のペースで、機嫌よくいれることが、いちばんいい。(らくしても、誰にも怒られない!って、慣れるまでは言い聞かせてました!)

自分と繋がれていないと、誰とも繋がれない。パートナーとも、子どもとも。だから、自分とつながること、諺のとおり、自分のカップをいっぱいにすることが、まず大切なんだよな。

今ふりかえると、ほんとにたくさんの人が手を差し伸べてくれてた。
友人や、家族、行政のヒト、保育園の先生。「大丈夫?」「最近どう?」みんな気にかけてくれていた。そんなときに助けてって言えなかったのは「自分は大丈夫!」「頑張りたい!}っていう頑固さだったのよね。完全に、自分を過信していた!笑

わたしは不器用なんだ!ココロも広くない!
楽したい!ゴロゴロしたい!ねるの大好き!

そんな自分のだらしなさや、かっこわるさ(かっこ悪いと自分では思ってた)に、正直になって、自分って人間をしれば、意外とあとは楽ちん。

困ったなあって状況に出会ったときは、その都度、いらないこだわりや執着、自分を重くしている鎧を手放して、どんどん楽になっていきたいと思う。そうして、私も、家族も「自分」を生きること、それを尊重しあえる関係でいたいと思う。

雑誌のコラムの1ページから、そんなことを考える自分はすこしばかり真面目すぎるのかもしれないなあ。でも。


ヨガの語源はヨジュ「つながる」こと。

自分の機嫌を自分でとれるように。まいにち、ぜんぶ、たのしめるように。
何がしたい?何が好き?どんなことが幸せ?自分を知って、自分のココロのカップを満タンにすること。自分自身とつながること。

ヨガを続けることで、自然とできるようになっていくって思っています。

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