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パップvsテープ 湿布の正しい使い分け

厚い湿布と薄い湿布どちらの方がいいのか?窓口でよく聞かれる質問です。
それぞれに特徴があります。お医者さんに正しく希望を伝えられるよう理解しておきましょう。

厚い湿布→パップ剤
薄い湿布→テープ剤(≒プラスター剤)


製剤からみる違い

貼り薬の形状を専門用語で支持体と言います。パップ剤とテープ剤ではこの支持体が異なります。支持体には不織布、ニット、プラスチックがあります。


パップ剤
不織布(ふしょくふ)などが用いられ、有効成分と水分を含む軟膏が塗布されています。パップ剤の特徴は、水分の気化熱により貼り付け時に冷たく感じること、そしてそのため皮膚の負担が少ないこと、厚みがあり患部を保護できることが特徴です。
一方でテープ剤に比べ剥がれやすいとされています。

テープ剤
ニットなど伸縮性のある剤型です。有効成分や粘着剤、香料などの添加物が塗布されています。薄くて伸縮性があり、比較的粘着性が強いことが特徴です。
一方で、粘着性が強いと、剥がす際に一緒に皮膚が剥がれたり、皮膚に成分が残留してしまうことが懸念されます。


特徴による使い分けまとめ

パップ剤
皮膚が弱い人
かぶれやすい部分
急性の炎症、腫れている
患部が広い

テープ剤
曲げ伸ばしをする関節
はがれにくい
目立ちにくい肌色もある


「テープとパップ、どちらが効くの?」と質問されることがあります、どちらも特徴があるので、一概にどちらがよいというのではありません。

使われる方により適した湿布を使うことが大切です。

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